こんにちは!読書好き主婦ちみるです。
みなさん、日々の読書ライフを楽しんでいらっしゃいますか?
この記事では、私が感動して思わず涙してしまった5冊の本をご紹介します。
泣ける作品が好きな方にはとてもおすすめです。
ぜひ、最後までお楽しみください!
①瀬尾まいこ(著)
『その扉をたたく音』
その扉をたたく音 (集英社文庫)
☆ヒューマン小説
☆泣ける、心温まる、心打たれる
29歳の無職でミュージシャンへの夢を追い求めている宮路(主人公)が、老人ホームで出会った介護士の素晴らしいサックス演奏に触発され、人生の転機を迎える感動的な長編小説です。
この作品は、他作品『あと少しもう少し』に登場したあるキャラクターが再び登場するスピンオフ小説となっています。
(※前作の知識がなくても安心して楽しむことができます。)
特に、宮路と入居者のツンデレばあさんとの交流がストーリーを彩ります。
彼女の宮路に対しての対応の厳しさに、隠された理由が明らかにされると感動が押し寄せます。
抗えない現実の厳しさや、人の温かさに触れる内容であり、読み進めるうちにどうしようもない切なさや人々の優しさが心に広がり、いつの間にか涙が溢れていました。
宮路の成長や周囲との絆、そして音楽が人生にもたらす奇跡が描かれた心揺さぶる作品。
・集英社
・電子書籍(Kindle版) 161ページ (2023/11/17発売)
・単行本 216ページ(2021/2/26発売)
・ペーパーバック 216ページ (2023/11/17発売)
② 重松清(著)
『とんび』
とんび (角川文庫)
☆家族小説
☆泣ける、満足感、心温まる、心打たれる
☆・映画化 2022年4月8日
(主演 阿部寛、北村匠海)
※参考サイト『映画.com』(2024年10月現在)
家族の愛と絆を描いた感動作です。
昭和37年、喜びに包まれていたヤスと美佐子の間に、待望の長男アキラが生まれ幸せな日々が続いていました。
しかし突然ある出来事が起こり、ヤスは家族との絆を深めながらも悩み苦しむことになります。
ストーリーは、愛する息子アキラの幸せを願う、不器用ながらも愛情深い父親ヤスの姿が中心となって描かれています。
親子の絆や、愛情、家族の大切さに深い共感を覚え、とにかく泣けました。
親子の関係や、子育ての難しさ、親の思いが丁寧に描かれ、心に残る名言や教訓が詰まっています。
この作品は、子育て中の親や、家族との関係について考えさせられる一冊であり、家族の温かさや助け合いの大切さを優しく描き出しています。
親子のありのままの姿や葛藤から、感動と教訓をもらえる作品として多くの人に愛されています。
👧子育て中に、この作品に出会えたことは好運でした。
得るものが多く、家族との時間が尊いものだと今の幸福に気づかされた心に染みる名作!
・電子書籍(Kindle版) KADOKAWA (2011/12/25発売)
・単行本 382ページ 角川グループパブリッシング(2008/10/31発売)
・文庫本 432ページ 角川書店(角川グループパブリッシング)(2011/10/25発売)
③ 有川浩(著)
『旅猫リポート』
心に残る素敵なお話。
野良猫のナナと、人の視点が入れ替わりながら進むストーリー展開。
人と動物の絆や優しさの大切さが描かれており、涙が止まらないほど感動しました。
重い内容でしたが、ナナ(猫)の心の内を読んでいるとクスッと笑ってしまい、そこまで暗くはなりませんでした。
ナナの最後のリポートには希望が感じられ、私自身も救われる思いがしました。
人と動物の絆の素晴らしさ、前向きに生きることの意味を学ぶことができた心温まる作品。
・ペーパーバック 336ページ 講談社(2017/2/15発売)
・Audible版(音声)9時間31分 (2025/1/10配信予定)
④藤岡陽子(著)
『リラの花咲くけものみち』
主人公・聡里(さとり)は心に傷を負いながらも、祖母とペットに支えられて北海道の獣医学大学に進学し、獣医師を目指す成長物語。
命の大切さや家族の絆、友情、恋愛、そして獣医師としての決意が丁寧に描かれている。
感動的な出来事や、驚きのシーンでは涙が溢れ、特に祖母のチドリの存在が心に強く残った。
家族や友情、そして命への深い愛情が描かれるこの作品には心打たれること間違いなし!
本屋大賞ノミネート漏れに疑問を残すほど、この作品は魅力的だ。
ぜひ、多くの人に読んで欲しい感動作です!
・光文社
・Kindle版(電子書籍) 414ページ (2023/7/20発売)
・Audible版(音声)14時間5分 ナレーター(深野 季生) (2024/1/19配信)
・単行本(ソフトカバー) 384ページ (2023/7/20発売)
⑤塩田武士(著)
『存在のすべてを』
存在のすべてを
☆2024年 本屋大賞第3位!
☆ヒューマン、ミステリ小説
☆心打たれる、考えさせれる、心温まる、切ない、共感、深い、泣ける、モヤモヤが残る、ハラハラドキドキ、謎解き、芸術の美しさ、幸福感、社会問題、怒り
この物語では2人の子供が同時に誘拐される事件が中心となり、その背景にはさまざまな複雑な事情が絡んでいる。
予期せぬ出来事が展開し、物語は切迫した状況へと進んでいく・・・
またこの作品は、家族とは何かという問いを深く掘り下げている。
絆や愛情が描かれ、強い感情を呼び起こす。
特にあるシーンでは共感を強く感じ、胸が張り裂けそうになり泣いた😢
著者は最後の一行で、微かな救いを感じさせつつも、多くの疑問を残し、読者に想像を促すようなスタイルをとっている。
特にある人物の行方が気になり、この不安感が、作品に更なる深みを与えているように感じた。
写実絵画も重要なポイントで、思考を深めるきっかけを提供してくれる。
ミステリ小説としての緊張感と、家族愛の深さが交錯する、心に響く物語。
👧果たして亮は、そのことに気づいているのだろうか・・・
・朝日新聞出版
・Kindle版(電子書籍) 499ページ(2023/9/7発売)
・Audible版(音声)18時間58分 ナレーター(蒼木 智大) (2024/8/23配信)※Audible会員は定額聴き放題
・単行本 472ページ (2023/9/7発売)
まとめ
いかがでしたか?
改めて、ちみるがオススメする泣ける本5冊はこちらです。
泣ける本を読むことでたまったストレスが軽減され、心が楽になることはありませんか?
感動を求める方や、日常で気持ちをリフレッシュしたい方にとって涙を誘う本は特別な時間を演出することでしょう。
今回ご紹介した本の中から、次に読んでみたい作品が見つかりましたらとても嬉しいです!
ここまで、読書好き主婦「ちみるのひとりごと」に
お付き合いいただき、ありがとうございました!
また素敵な本に出会いましたらご紹介しますね。
それではまた。