
こんにちは。
読書好き主婦ちみるです!
この記事では、私が今月読んだ本の中から、特にオススメの5冊をご紹介していきます。
ぜひ、一読して新しい本との出会いをお楽しみください!
今月読んだ本の中から
オススメしたい5冊!
(2025年1月)

①『死神の初恋 犠牲の花嫁は愛を招く』
朝比奈希夜(著)
シリーズ1作目!

死神の初恋 犠牲の花嫁は愛を招く (小学館文庫キャラブン!)
☆ライトノベル・和風恋愛ファンタジー小説
☆シリーズ1/5作目!
☆心打たれる、考えさせられる、共感、心温まる、読みやすい、得るものがある、応援したくなる、キュンキュン、仕事、成長、不快感、恋愛要素、深い、可愛い、幸福感、ファンタジー、不安感、人間的なストーリー、タイトル回収、いじめ、現実とリンク、イケメン、希望、涙がこぼれそうになる、頼もしい、ほっこり、ドキドキ感、心が軽くなる、クスッと笑える
(あらすじ)
物語は、没落華族の娘・正岡千鶴が中心となる。
千鶴は家族も家も失い、孤独な立場に置かれ、今は三条家の使用人として働いている。
そんな彼女が、街の流行病の影響で、死神の生贄の花嫁として選ばれるという運命を背負う。
しかし、そこに待ち受けているのは愛を知らない死神・八雲だ。
千鶴のまっすぐで高潔な性格と、八雲の意外性が交差する展開が、この作品の大きな魅力となっている・・・
(魅力)
千鶴は、自らの命を犠牲にしてでも困っている人々を助けようとする。
その姿勢は、読者に深い感動を与えるだろう。
彼女が周囲から虐げられながらも、元華族としての矜持を忘れずに生きる様子は、逆境に立ち向かう勇気を象徴していた。
千鶴の真っ直ぐな心は、かつての特権階級の娘であったことを超えて、読者の共感を呼ぶだろう。
そして、八雲(死神)の持つ深い背景が描かれていた。
八雲には特別な役割があり、それが八雲の存在に大きな影響を与えている。
千鶴と八雲の関係は、物語全体を通じて特別な意味を持ち、印象的なものとなっている。
そして、物語が「死」という非常に重いテーマを扱っていた。
しかし、そのテーマの中には希望や愛情といったポジティブな要素が存在し、それが物語に明るい面をもたらしていたため、読者はその中に希望を見出すことができるだろう。
物語の中で、千鶴が生け贄になることで街の流行病が収束する可能性があることが示唆されているが、その結果はどうなるのか?
千鶴と八雲の関係がどのように変化していくのか?
物語の展開が非常に気になり、今後のストーリーに対する期待感が高まった。
読者は、その行く先を見守らざるを得ない状況になるはず。
また、千鶴が他のキャラクターとどのように関わっているのかが細かく描写されていた。
その結果、彼らがどのように成長し、絆を深めるのかがより具体的に、そしてリアルに感じられその関係性に共感した。!
読後は、感情的な余韻が残り心が温かくなった。
作品を通じて得られた清々しい感情や前向きな思考は、日常の小さな出来事や瞬間を大事にすることの大切さを伝えていると感じた。
(ひとこと)
👧三条家のひさへ死神が放った一言に、思わず驚き、すっきり爽快な気持ちになりました。
続きがあるので、これからも楽しみたいと思います!
・小学館
・電子書籍(Kindle版) 211ページ (2021/1/9発売)
・文庫本 256ページ (2021/1/4発売)
・オーディオブック(Audible版)6時間26分 ナレーター6名(澤田 珠里、伊澄 茉耶、花園 愛美、一ノ渡 宏昭、梶田 大嗣、志村 倫生) (2024/5/31配信)小学館制作
※Audible会員は定額聴き放題
こちらもオススメ!
②『白天狗の贄嫁 毒持ちの令嬢はかりそめの妻となる』
シリーズ一作目!
朝比奈希夜(著)

白天狗の贄嫁 毒持ちの令嬢はかりそめの妻となる (小学館文庫キャラブン!)
☆ライトノベル・和風恋愛ファンタジー小説
☆シリーズ一作目!
☆暴力、あやかし、スッキリ、キュンキュン、頼りになる、イケメン、対決、心温まる、読みやすい、酷い、ハラハラ・ドキドキ、成長、恋愛要素、不快感、可愛い、ファンタジー、ほっこり、怖い、希望、グイグイ、思いやり、辛い、魔法、グロテスク(軽)、衝撃的、続きが気になる
(あらすじ)
この物語は、貧しい農家の娘・中村紫乃の壮絶な運命から始まる。
彼女は天狗を殺すための「生きた毒餌」として捨てられる運命にある。
そんな彼女の前に美しい白天狗・左京が現れる。
初めはお互いに警戒し合う二人だが、徐々に心を通わせていく。
紫乃の命を助ける左京の姿には、心温まるだろう。
紫乃には心当たりがないのだが、ある一族の末裔で特別な能力が備わっているかもしれないという。
左京との絆が深まる中、彼女は自らの運命に立ち向かう決意を固めていく。
さまざまな試練が二人の前に立ちはだかるが、愛と勇気を持って未来を切り開く物語が展開される。
(魅力)
紫乃と白天狗・左京との絆が変化していく過程は魅力的だ。
紫乃が、自分の命よりも左京や、他のものの命を大切に願う姿には感動を覚える。
さらに、紫乃の中に秘められたある能力は本当に存在するのか?
そして、登場人物たちとの関係が深まるにつれて、あやかしたちの可愛らしさや個性が、ますます際立ってくる。
物語は暗い雰囲気から始まり、ハードな展開が続くが、次第に希望や愛の力が輝き始める。
読者はトキメキやワクワクを感じることができるだろう。
紫乃が過去の辛さを少しずつ乗り越えていく様子や、紫乃と左京の間に芽生える特別な感情は、キュンキュンする要素だ。
特に、あるものたちとの対立のシーンは物語の緊張感を高め、爽快感あふれる。
この物語の根底にあるメッセージは、希望や絆の大切さだと感じた。
厳しい運命に翻弄されながらも、決して諦めずに自分を信じる紫乃の姿勢は、勇気を与えてくれる。
これからも紫乃の成長を見守りたい。
『白天狗の贄嫁 毒持ちの令嬢はかりそめの妻となる』は、ファンタジーと恋愛が見事に融合した作品だ。
魅力的なあやかしとの交流が、物語を一層盛り上げている。
切なくも幸せな結末には、思わず心がほっこりするだろう。
(ひとこと)
👧月を眺めながらほろ酔いの左京、その姿に心を奪われる人は多いと思います。
普段とのギャップと、妙な色気、彼のグイグイくるアプローチには胸キュンしました♡
続きがあるのでさっそく読みます!
・小学館
・電子書籍(Kindle版) 256ページ (2024/2/16発売)
・文庫本 304ページ (2024/2/6発売)
③『恋した人は妹の代わりに死んでくれと言った。』
―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら― 』
シリーズ一作目!
永野水貴(著)

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―【電子書籍限定書き下ろしSS付き】 (Celicaノベルス)
☆ライトノベル・恋愛ファンタジー小説
☆シリーズ一作目!
☆酷い、魔法、心の傷、心温まる、読みやすい、ハラハラ・ドキドキ、キュンキュン、成長、恋愛要素、暴力、不快感、可愛い、ファンタジー、辛い、タイトル回収、引き込まれる、共感、考えさせられる、切ない、中毒性、スリリング、不安感、人間的なストーリー、タイトル回収、心の傷、希望、続きが気になる、胸がつぶれそう
(あらすじ)
元令嬢のウィステリア・イレーネ(主人公)は、ロザリー(義妹)の代わりに未明の地の番人(生け贄)として生きる運命を抱えていた。
常人では耐えられない瘴気(毒)が漂う危険な異界でウィステリアは生き続けた。
ある日、ウィステリアの前に、愛する人の息子・ロイドが現れた。
ロイドは皮肉にも愛する人にそっくりだったのだ。
ロイドは第3王女への求婚の条件を果たすため、異界にある聖剣サルティスを探しに来たという。
ウィステリアを倒し、聖剣を奪うため、ロイドはウィステリアの弟子となる。
ウィステリアとロイドの関係がどう展開していくのか。
運命に翻弄されながらも、真実の愛を探求する彼らの物語が始まる…
(魅力)
ウィステリア・イレーネは、義妹の代わりに生け贄になることを選んだ。
その過程が酷い。
ウィステリアの行動は、いかに自己犠牲的で、その決意がどれほど重いものであるか。
ウィステリアの心の中では深い葛藤が生じた。
愛がもたらす苦しさに、胸が押し潰されそうになった…
ウィステリアはある理由から異界で生き続けていた。
言葉を話す聖剣サルティスと共に孤独な生活を送る。
そんなある日、異界に突然現れた青年・ロイド。ロイドは、初恋の人の息子であった。
見た目が瓜二つなところが、ウィステリアの傷を抉る。
ロイドがウィステリアと出会い成長し、この二人の関係がどのように展開していくのかが興味深い♡
さらに、彼らの出会いは両者にとって重要な意味を持っている。
ロイドはウィステリアと関わる中で、自分自身の生きる意味を見つけていくようだ。
そのプロセスは感動的で心を打たれた。
ウィステリアもまたしかり・・・。
さらに、登場人物たちのバックグラウンドが明確に描写されていた。
特にウィステリアについては、彼女の苦しみが描かれ、感情移入できる。
この作品には自己犠牲や、愛の力について考えさせられる要素が豊富に含まれている。
愛とは何か、愛がもたらすその重みについて、深く考えさせられた。
また、セリフの軽快さや、ウィステリアと聖剣とのやりとりには、クスッと笑える場面が多く、ほっと一息つける。
そこに、ふだん寡黙なロイドが加わった口論は、特に笑いを誘い、一層楽しさを提供してくれた。
そのため、シリアスな場面や緊張感を感じさせる展開が存在する一方、それを和らげるユーモアさもあり、飽きることなく最後まで一気に読み進めたくなる。
ウィステリアやロイドが異界での命がけの戦いや、困難な状況を乗り越えることで内面的に変わり、より強く成熟していく様子や、二人の関係性が、どのように深化し、変わっていくのかというところに、どんどん引き込まれていくだろう。
(ひとこと)
👧ウィステリアの初恋の人は罪な男ですね。
彼はウィステリアに対して優しすぎました。
その優しさが、彼女に好意を抱かせる要因になっています。
だからといって彼は悪くないのですが。
あの決断は酷かった…
続きがまだまだあるので、さっそく読みます!
・TOブックス
・電子書籍(Kindle版) 361ページ (2021/9/10発売)
・単行本(ソフトカバー) 320ページ(2021/9/10発売)
・オーディオブック(Audible版)9時間10分 ナレーター(梶山 はる香) (2024/8/1配信)TO Books制作
※Audible会員は定額聴き放題
こちらもオススメ!
④『水無月家の許嫁 十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。』
シリーズ一作目!
友麻碧(著)

水無月家の許嫁 十六歳の誕生日、本家の当主が迎えに来ました。 (講談社タイガ)
☆講談社
☆ライトノベル・和風恋愛ファンタジー小説
☆異能、魔法、クスッと笑える、イケメン、頼りになる、美味しそう、可愛い、あやかし、紳士的、胸キュン、共感、引き込まれる、読みやすい、ハラハラ・ドキドキ、タイトル回収、応援したくなる、成長、恋愛要素、暴力、不快感、ファンタジー、不安感、スッキリ、希望、いじめ、やる気がわく、辛い、続きが気になる
(あらすじ)
高校一年生の水無月六花は、最愛の父の死に際に放たれた言葉によって生きる理由を失っていた。
六花の十六歳の誕生日に、水無月家の本家当主・文也が現れ、六花を許嫁として迎えに来たと告げる。
「 僕はこんな、血の因縁でがんじがらめの婚姻であっても、恋はできると思っています」。(本文から引用)
六花は文也の想いに微かな光を感じ、新しい生活を始める決意をする。
彼は水無月家の抱える宿命に立ち向かい、愛と絆を求めて歩き出す…
(魅力)
文也は和服を着た美しい男の子で、年齢に似合わず落ち着いた雰囲気と優しさを持つ紳士的な人物。
彼は時折、見かけによらない心に響くセリフを口にし、六花の心を揺さぶってくる。
しっかりと、胸キュンシーンも楽しめる♡
文也の弟妹たちも個性的である。
特に妹の卯美(うみ)は特徴的な性格を持っている。
彼女はサバサバしていて、自分の意見をはっきり言うタイプである。
この卯美と、自己を卑下する控えめな態度の六花との相性はとても興味深い。
そして、水無月家の秘密が少しずつ明らかになってくる。
六花はそれを受け入れ、自らの運命に向き合おうとする姿勢が印象的であった。
さらに、六花は厳しい過去の影響を受けつつも、未来に向けて進もうとする意志を持っていた。
文也との関係を通じて、彼女が辛い過去を乗り越えて頑張る姿は共鳴を呼ぶ。
それを当主らしい凛とした態度や優しさで支えようとする文也はとても頼りになり、素敵だった。
六花と文也の関係も進展をみせはじめてはいる。
六花と文也が現状、敬語で話していることで、表面的には距離感があるようには見える。
しかし、実はもっと親密な感情を抱いているかもしれないというような、内面的なギャップが予想され、そこが緊張感やドラマを生む要素なのかもしれない。
果たして彼らはさまざまな困難を乗り越え、運命を切り開くことができるのか?!
今後の展開に期待してしまう…
この作品は、運命や宿命に翻弄されながらも、愛を求める少女の成長物語だ。
成長や愛、運命に対する考え方を深めさせるものとして、影響力があると感じた。
(ひとこと)
👧六花の双子の姉・六美の帰り際の態度が少し気になりました。
考えすぎであればいいのですが…。
それから、文也さんの考えていることがいまいちつかみにくいです。
そこが彼の魅力なのですが…
しかし、終盤に彼の視点で語られるお話もあって、そんな風に思っていたのね。と、意外性にほっとしました。
六花と文也はとても相性がいいのでは…?
まだまだ続きがあるので、ぜひ読みたいと思います!
・講談社
・電子書籍(Kindle版) 328ページ (2022/3/15発売)
・文庫本 384ページ (2022/3/15発売)
・オーディオブック(Audible版)9時間16分 ナレーター(高岡 千紘、遠藤 淳) (2023/5/26配信)Audible Studios制作
※Audible会員は定額聴き放題
こちらもオススメ!
⑤『私は女になりたい』
窪美澄(著)

私は女になりたい (講談社文庫)
☆恋愛小説
☆恋愛、共感、憧れ、切ない、複雑、期待、希望、疑問、不快感、責任感忍耐、仕事、生き方、医療、美容ドキドキ感、思いやり、わくわく引き込まれる、心温まる、読みやすい、考えさせられる、可愛い、クスッと笑える、満足感、タイトル回収、グイグ、、人間的なストーリー、胸が熱くなる
(あらすじ)
47歳の美容皮膚科医・赤澤奈美は、離婚後、一人息子を育て、母の面倒をみながら、日々の仕事に追われていた。
そんな彼女の生活は、14歳年下の元患者・業平公平との出会いによって一変する。
恋に落ちることで、頑なに一人で生きてきた奈美は新たな感情に目覚める。
しかし、年齢差や周囲の反応といった現実に直面。
奈美は愛と葛藤の中で、本当の自分を見つけ出し、人生を豊かにするための選択を迫られる。
愛は年齢を超え、人生を再び彩っていく…
(魅力)
奈美が恋に落ちることで感じるドキドキ感は、この作品の魅力を際立たせている。
年齢を重ね、母としての役割や美容皮膚科医としてのキャリアに専念していた奈美は、年下の業平との出会いによって、再び女としての自分を取り戻し、内面的な美しさや魅力に目覚めていった。
しかし、業平との年齢差に対する不安や、社会的な偏見にも直面することに…
恋愛は楽しさをもたらす一方で、心の痛みも伴うもの。
だが奈美は恋をすることで生き生きとした日々を取り戻し、愛の力によって人生に新しい光を見出していく。
奈美の心情を想像すると、自身が恋に夢中になっていた頃の気持ちがよみがえり、少し恥ずかしいような、幸せな感情が呼び起こされた。
このように奈美の経験が、自分のことのように感じられ、物語にどんどん引き込まれていく感覚が癖になる。
年齢に関係なく、誰もが恋愛から新しい経験をし、成長する可能性を持っていることに気づかされた。
そして物語の結末では希望の光が見えた気がした…
(ひとこと)
👧恋愛は本当に素晴らしい経験であることを実感させてくれる内容でした。
既婚者にとって、新しい恋愛を経験するのはハードルが高いからこそ憧れます。
平和主義な私は、物語を通して擬似体験を楽しんでいるところです♡
・講談社
・電子書籍(Kindle版) 228ページ (2023/4/14発売)
・単行本 274ページ(2020/9/16発売)
・文庫本 304ページ (2023/4/14発売)
・オーディオブック(Audible版)8時間13分 ナレーター(岸本 百恵) (2025/1/10配信)Audible Studios制作
※Audible会員は定額聴き放題
こちらもオススメ!

以上、『今月読んだ本』の中から
オススメ本5冊のご紹介でした。
いかがでしたか?
私が紹介した本の中から、次に読んでみたいと思う一冊が見つかりましたらとても嬉しいです!
あなたの新たな読書への旅がこころ豊かなものとなりますように。

それでは、
またお会いできる日を楽しみにしています!
お付き合いありがとうございました。