
こんにちは。
読書好き主婦ちみるです。

この記事では凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』をご紹介いたします!
Amazonオーディオブック対象作品
(※Audible会員の方は無料でご利用可能)※2025年3月現在

『汝、星のごとく』は、なんと、2023年本屋大賞受賞作品です!
心震える感動的な恋愛と、成長を描いたストーリーが、心にずっと残る長編小説です。
こんな人におすすめ!

①現実的な男女の恋愛を描いた作品に興味がある人
②深い人間ドラマに魅了される人
③鮮やかな筆致や情感に溢れるストーリーテリングに惹かれる人
④現代社会の問題に触れた作品が好きな人
⑤2023年本屋大賞を受賞した作品に興味がある人
『汝、星のごとく』は、美しい瀬戸内の島が舞台です。
主人公の暁美と櫂の15年間が描かれていて、二人の視点が交互に入れ替わりながら進んでいきます。
暁美はこの島で育ち、櫂は母親の都合でこの高校に転校してきます。
二人はお互いに不完全さを抱えつつも、強く惹かれ合い、時にはすれ違いながら成長していく姿が魅力的です。
彼らの内面に秘めた葛藤や喜びには、思わず共感を覚えることでしょう。
さらに、この作品では、現代の社会問題もテーマとして取り上げられていて、深いメッセージが込められています。

それでは、さっそく『汝、星のごとく』の魅力についてお伝えしていきます。
ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

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『汝、星のごとく』
あらすじ
☆2023年本屋大賞受賞作☆
【第168回直木賞候補作】
【第44回吉川英治文学新人賞候補作】
【2022王様のブランチBOOK大賞】
【キノベス!2023 第1位】
【第10回高校生直木賞候補作】【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】
【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】
【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】
【未来屋小説大賞 第2位】
【ミヤボン2022 大賞受賞】
【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】
などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数!その愛は、あまりにも切ない。
正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。
本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。
風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。
ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。
生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。ーーまともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。
凪良ゆう(著)
『汝、星のごとく』
講談社
Amazon商品ページより
『汝、星のごとく』の魅力

やや内容に踏み込んでいる部分もあります!
良かったらお付き合いください。

『汝、星のごとく』
魅力①
リアルな男女の恋愛が描かれた感動的なストーリーでした。
登場人物たちの心の動きや成長が繊細に描かれ、共感を呼び起こすことでしょう。
主人公の暁海と、櫂は、それぞれ家庭の問題を抱えながらもお互いにひかれ合い、15年の歳月の中でどのように成長していくのかが描かれています。
彼らの関係は、山あり谷ありの切ない恋愛の展開となっていて夢中になることでしょう。
読了後は、放心状態になること間違いなしです!
切なさや、寂しさに包まれながらも、何とも言えない余韻が残るはずです。
『汝、星のごとく』
魅力②
社会の様々な問題に切り込んでいました。
同性愛者やヤングケアラー、ネグレクトといったテーマが扱われ、偏見や排除をする冷たい人々の考え方も描かれていました。
これらのテーマは最近特に注目を集めていて、多様な社会への理解が求められる時代の変化を反映していると感じました。
この作品から、自分自身の価値観を見つめ直す貴重な機会を得ることができるはずです。
今の社会は多様化が進んでいて、個人の権利やさまざまな価値観を理解することがとても大切です。
新しい考え方や異なる生き方に出会うと、初めは戸惑いを感じることもあるでしょう。
しかし、この本を読むことで、異なる価値観や生き方への理解を深める手助けとなり、視野を広げることができるはずです。
『汝、星のごとく』
魅力③
美しさと丁寧な描写に引き込まれました。
美しい景色やキャラクターの表情を丁寧に描写し、想像力を引き立ててくれます。
登場人物の内面に迫り、心理状態を豊かに表現されていて、心をしっかりとつかまれます。
愛や夢、家族、自己実現といったテーマが巧みに織り込まれ、登場人物たちの葛藤や喜びなどが生き生きと描かれていました。
彼らの成長を共に感じることで、感動を味わえることでしょう。
著者の素晴らしい文才は、物語の世界に引き込まれ、心の深いところまで響きます。
凪良ゆうさんの新しい作品に触れるたび、心を揺さぶられ、その才能に驚かされます。
『汝、星のごとく』
魅力➃
複雑な家庭環境が描かれていました。
この物語の主人公たちは、それぞれ母親に振り回されながら日々を過ごしています。
親子の関係が深く描かれていて、母との関係が時に重荷となり、責任を抱えながら生活する姿は、さまざまなことを考えさせられました。
重い荷を抱えて生きるのは簡単ではありませんが、主人公たちはその逆境を乗り越え、自分たちの幸せを追求していきます。
彼らのたくましい成長ぶりには、思わず心を打たれ、励まされることでしょう。
『汝、星のごとく』
魅力⑤
閉ざされた地域社会の生きづらさが印象的でした。
この物語は、小さな島を舞台にしています。
閉ざされた地域社会の息苦しさがリアルに描かれていて、人々の目や噂によるプレッシャー、男性優位の環境が強調されていました。
彼らの苦しみや成長を通じて、彼らの気持ちに深く共感できることでしょう。
自分自身を受け入れる大切さや、困難を乗り越える勇気について考えるきっかけを与えてくれるはずです。
『汝、星のごとく』
魅力⑥
美しい小さな島と瀬戸内海の素晴らしい風景が描かれていました。
その自然の魅力を存分に楽しむことができるでしょう。
登場人物たちの生活は、島の自然環境と密接に結びついていて、それがストーリーにリアルさと深みを与えています。
自然の豊かさや神秘さを感じながら、人間の力強さや脆さも体感でき、心に深い感動をもたらすことでしょう。
『汝、星のごとく』
魅力⑦
成長と自己受容の様子が描かれていました。
主人公たちが17歳から約15年間にわたり、様々な経験を経て成長していきます。
彼らは困難な状況に直面しながらも、自分自身を受け入れ、一歩ずつ前に進んでいきます。
諦めたり自分を否定したりすることなく、自分の強みや可能性を信じることの大切さを教えてくれます。
『汝、星のごとく』
魅力⑧
北原先生の人間性に注目して欲しいです。
彼は、見た目は少しのんびりしていますが、暁海にとってとても大切な存在です。
先生自身も何かしらの事情を抱えているのか、他人の苦労を理解し、積極的に助けようとする姿勢がとても魅力的なのです。
そして、プロローグでは彼の行動に戸惑うこともあるかもしれませんが、物語が進むにつれてその真意が明らかになってきて・・・
もし北原先生がいなかったら、暁海の人生は不透明なままであったかもしれません。
私自身も北原先生の言動に影響を受け、読後もずっと心の中に留まり続けています。
きっとあなたも、北原先生の人間性に惹かれるはずです!
『汝、星のごとく』
まとめ

凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』の魅力をご紹介しました。
いかがでしたか?
『汝、星のごとく』は、登場人物たちの心の成長や葛藤、そして美しい島の風景が見事に組み合わさり、魅力的な物語が展開されます。
その感動的なストーリーは、一度読んだら忘れられません!
涙を誘い、心に響くメッセージを伝えるこの作品は、あなたの心に強く残ることでしょう。

ぜひお手に取り、この本の魅力を感じてください。
心からおすすめします!
こちらもオススメ!
『汝、星のごとく』の続編あります!
※『星を編む』についての記事もあります!
良かったらどうぞ。
凪良ゆうさんの
プロフィール

凪良ゆう(なぎら・ゆう)
凪良ゆう(著)
京都市在住。2006年にBL作品にてデビューし、代表作に’21年に連続TVドラマ化された「美しい彼」シリーズなど多数。’17年非BL作品である『神様のビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。’19年に『流浪の月』『わたしの美しい庭』を刊行。’20年『流浪の月』で本屋大賞を受賞。同作は’22年5月に実写映画が公開された。’20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続本屋大賞ノミネート。本書は約2年ぶりの長編となる。
『汝、星のごとく』
講談社より
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参考文献
記事を作成する際に以下のサイトを参考にさせていただきました。
インタビュー・構成:瀧井 朝世さん
2022.10.05
文藝青春BOOKS 凪良ゆうインタビュー「愚かに生きる覚悟さえあれば――直球恋愛小説『汝、星のごとく』が生まれた理由」 2023/11/24

ここまで「読書好き主婦 ちみるのひとりごと」に
お付き合いいただき、ありがとうございました!
今後も、魅力的な作品を見つけましたらお伝えします!
それではまたお会いしましょう。