
こんにちは!
読書好き主婦ちみるです。
この記事では、私が今月読んだ本の中から特にオススメの5冊をご紹介していきます。
ぜひ一読して、新しい本との出会いをお楽しみください!
今月読んだ本の中から
オススメしたい5冊!
(2025年11月)
①『誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話』
ひだまり(著)

誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話 (Mノベルスf)
☆『誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話』シリーズ1巻目
☆ジャンル ライトノベル・ファンタジー・ロマンス
☆出版社 双葉社
☆イラスト 双葉はづき
☆笑える、心温まる、恋愛要素、読みやすい、美形、イケメン、いじめ、グイグイ、ファンタジー要素、胸キュン、応援したくなる、引き込まれる、ハラハラ・ドキドキ、幸福感、癒やされる、異能を使う、友情、紳士的、ほっこりする、ワクワク、心の傷、続きが気になる、希望がわく、謎解き要素、衝撃的、思いやり、不安、頼もしい、可愛い、不快感、暴力描写あり
☆どんな本?
過酷な家庭環境を経て、自らの才能を発揮し成長する令嬢・ステラの、愛情豊かな冒険が描れた心温まるファンタジー。
ファンタジーやラブコメが好きな方に特におすすめ!
あらすじ
家族からの愛も、神から授かるスキルも、何も与えられなかったステラ。
妹に婚約者の心まで奪われ修道院に駆け込んだステラは、掃除の楽しさに目覚め、瘴気に満ちた部屋に引きこもる訳あり王子・セシル付きのメイドになることに!
すると、いつの間にか“浄化”のスキルを身に付けていて――彼の“破壊”スキルとの合わせ技で、なんと魔獣がもふもふ聖獣に変身!
そんな聖女たる力を持つステラの出自には、秘密があって――!?
「小説家になろう」発、大人気ラブコメストーリーが書籍化!Amazon商品ページより引用
主な登場人物の特徴
○ステラ
・17歳の主人公で、銀髪の少女
・マーブル公爵家の長女として生まれ育つ
・瘴気を見ることができる特別な能力を持っている
・セシルの身の回りの世話をするメイドになる
・ポジティブな性格で、逆境にも負けない
○セシル(殿下)
・19歳の第一王子で、深く透き通る青い瞳を持っている
・「破壊」のスキルを持ち、王位継承順を飛ばされるほどの問題を抱えている
○フィオナ
・16歳のステラの妹で、フワッとした金髪をしている
・明るくて愛されていて、準聖女として大事にされている
舞台と世界観
貴族社会が栄えるファンタジーの世界が舞台。
主人公のステラは、マーブル公爵家の長女で、愛情に乏しい家庭で育った。
彼女の冒険は、修道院が出発点であり、掃除を楽しむ中で自身の才能を見出すことになる。
王子セシルを始めとした多彩なキャラたちが続々と現れ、彼らの特別な能力が物語を豊かにする。
もふもふで可愛らしいキャラも登場し、不思議で楽しい出来事も盛りだくさん。
この魅力的な世界観を通じて、心温まる感動や笑いを味わえる作品。
ページをめくりたくなる展開
主人公のステラは、17歳の銀髪の令嬢で、マーブル公爵家の長女として厳しい家庭環境で育っている。
愛情に乏しい環境から、彼女が修道院に逃げ込むことから物語が始まっていく。
読者は彼女がどのように変わっていくのか、物語の展開に心を躍らせながら、ページをめくることになるだろう。
掃除の楽しさを知ったステラは、ある人のすすめで謎めいた王子・セシルのメイドとして新たな生活をスタートすることになる。
一体どんな王子様なのかと、期待に胸が膨らみ、物語に一気に引き込まれてしまうだろう。
彼女の周りには魅力溢れるキャラたちがいて、王族も含めて素晴らしい人たちばかりだ。
温かな交流が描かれ、リラックスできる場面が豊富にある。
読者にとって心地よい雰囲気が漂っていてありがたい。
ステラの家族には秘密があり、その背景に直面したときの彼女の反応が気になるところ。
また、キャラたちのスキルが徐々に向上していく様子や、可愛いもふもふの生き物たちの登場が、この作品に愛らしさを加えている。
思わず触りたくなるような彼らの存在が、読者の心を引きつけるだろう。
恋愛に関する要素が豊富で、過去の痛ましい経験から少し恋に鈍感になっているステラが成長していく過程が楽しみで、見守りたい。
そして、胸キュン♡シーンと、思わず笑ってしまうやり取りがほほえましい。
さらに、Amazonのオーディオブックでも楽しんだが、ナレーターがとても良かった。
声色やトーンでキャラや物語の雰囲気を巧みに作り上げ、思わずふきだしちゃう場面がたくさんあり、この作品をいっそう素晴らしいものにしている。
ぜひ、そちらもおすすめしたい!
ひとこと
👧コメディの要素があり、重いテーマも軽やかになって楽しむことができました。
登場人物たちが前向きで、心地よい読書体験を味わえました。
次の巻もさっそく読みます!
書籍の情報
| 書籍形式 | ページ数/時間 | 発売日/配信日 | ナレーター | 制作 |
| 電子書籍 (Kindle版) | 254ページ | 2022/5/2 | ―― | ―― |
| 単行本 (ソフトカバー) | 276ページ | 2022/5/8 | ―― | ―― |
| オーディオブック Amazon Audible版) | 7時間46分 | 2024/2/17 | 東海林 亜祐 西山 慎哉 | (株)双葉社 |
②『捨てられた王妃は、孤高の竜騎士に愛される』
青と赤の激闘
朝比奈 希夜(著)

捨てられた王妃は、孤高の竜騎士に愛される 青と赤の激闘 (小学館文庫キャラブン!)
☆ジャンル
ライトノベル・ロマンス・ファンタジー
☆出版社 小学館
☆カバーデザイン 須貝 美華
☆カバーイラスト 白谷 ゆう
☆恋愛要素、切ない、胸キュン、ファンタジー要素、頼もしい、イケメン、ハラハラドキドキ、心温まる、応援したくなる、暴力描写あり、不安、不快感、可愛い、思いやり、戦い、衝撃的、謎解き要素、引き込まれる、読みやすい、共感する、心の傷、スッキリ爽快、忍耐、友情、満足感
☆どんな本?
無慈悲な国王に追放された元王妃・セリーナが、自らの運命を切り開くために奮闘し、忠実な騎士・エイベルとともに、深い絆を築いていく感動的な物語。
ロマンティックなファンタジーや、自分らしい生き方を追求するストーリーが好きな方に特におすすめ!
あらすじ
元王妃と騎士の絆は主従を超えて
夫である冷酷なヒースター国王から王室追放を言い渡された王妃セリーナ。それは愛人をセリーナのかわりに王妃とするための策略だった。王宮を出たら野垂れ死ぬしかない私に、どうか辺境の小さい領地をお与えください――泣きながら慈悲を乞うセリーナだったが、実はその涙は偽物。すべてはシナリオ通りで、みじめな王妃を“演じる”セリーナの内心は、自由になれる喜びにあふれていたのだった。
冷たい仕打ちを受けた王宮を去って辺境の地で静かに暮らすため、密かに計画を進めていたセリーナは、セリーナを慕う侍女マリーだけを連れて与えられた領地へ向かう。旅の途中で王宮からの刺客に襲われるが、それも予想通り。突然現れてセリーナを救ったのは、王宮騎士団長でありながらセリーナの協力者として影で動いていたエイベルだった。
王宮の思惑に巻き込まれながらも、セリーナは自らの手で未来を切り開こうと奮闘する。そんなセリーナを全身全霊で守るのは、竜族の末裔として虐げられていた幼い頃、自分を救ってくれたセリーナに生涯の忠誠を誓うエイベル。そして、主従を超えた絆で結ばれるふたりはこの国の運命をも変えていくことに――!?Amazon商品ページより引用
主な登場人物の特徴
○セリーナ
・21歳の主人公で、3年前にヒースター王国の王妃になった
・彼女の夫はヒースターの国王イドリス
・長いブロンドの髪を持ち、大きなブラウンの目が印象的
・借金で没落寸前の伯爵家で育ったため、身の回りのことができる
○エイブル・スタンリー
・23歳の王宮騎士団長で、長い前髪とブルーシルバーの髪を持つ
・瞳はグレーで、剣の腕前は群を抜き国王イドリスのお気に入り
・背が高く、熱い胸板とたくましい腕を持っている
・セリーナの味方であり、彼女の支えとなる存在
○イドリス
・ヒースター王国の支配者で、セリーナの夫
・愛人がいる
・ヘーゼル色の目とブラウンの髪が特徴
・セリーナに意見されることを嫌い彼女の言動を生意気だと思っている
・賢いとは言えない
舞台と世界観
ヒースター王国という架空の王国が舞台。
この物語の主人公は、無慈悲な国王イドリスに追放された元王妃、セリーナだ。
彼女は過去の傷を抱えながら、辺境の小さな地で新たな生活を築こうと奮闘する。
セリーナを支える仲間と共に、運命に立ち向かう姿が描かれ、ハラハラドキドキの展開が待っている。
ファンタジーやロマンチックな要素が織り交ぜられた魅力的な世界観を楽しむことができるだろう。
ページをめくりたくなる展開
無慈悲な国王イドリスに追放された王妃セリーナが、新たな人生を切り開く物語。
セリーナはイドリスの愛人が妊娠したことを知り、追放を逆手にとって自分の運命を変えようと奮闘する。
周囲の仲間と共に逆境を乗り越えていく姿には胸が熱くなることだろう。
今後の進展に、うまくいかない予感が漂い始め、ページをめくる手に緊張が高まった。
とはいえ、セリーナを護衛する王宮騎士団長のエイベルは、彼女を支えるために重要な役割を果たしていた。
彼には特別な理由があり、セリーナに忠義を誓い、全力で彼女を守ろうと努めている。
さらに彼はとても強いため、安心感があり、頼りにできる存在だ。
二人の関係は、主従の枠を越えた深い絆へと成長していくのだろうか…
彼の献身的な態度と、セリーナに関わるさまざまな出来事は心に響くものがあるはず。
そして、新しい場所で、セリーナの思いやりや、強さが周囲を動かし、進化していくところは読みどころ。
この物語は、セリーナとエイベルの魅力に引き込まれ、爽快で感動的な結末が待っている。
その魅力を、あなたにもぜひ感じてほしい。
ひとこと
👧戦いが始まるシーンでは、皆が無事に戻ることを願いながら、私もつい応援してしまいました。
ハラハラドキドキする場面や、心が温まる瞬間もあって、すっきり爽快な気持ちも味わえました。
エイベルの小さな○○○○姿も可愛らしく想像させてくれます♡
また、パクシムとエイベルの関係性がとても良く、男の友情には思わずニヤニヤしてしまいました。
楽しさゆえにあっという間に読み終わってしまうと思ったので、あえて数日かけてゆっくり読み進めました。
書籍の情報
| 書籍形式 | ページ数 | 発売日 |
| 電子書籍 (Kindle版) | 242ページ | 2025/11/6 |
| 文庫本 | 288ページ | 2025/11/6 |
こちらもオススメ!
朝比奈希夜さんによる『最底辺の少女は龍神の最愛花嫁』です!
強大な力を秘めた少女が逆境を乗り越え、愛に満ちた運命を切り開く姿が描かれた、心温まる和風ファンタジー!
人の思いやりや勇気の大切さが学べ、愛の力を信じさせてくれる物語です。
③『そして、あなたは私を捨てる 1 』
死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない
柏みなみ(著)

そして、あなたは私を捨てる1 死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない (メディアワークス文庫)
☆『そして、あなたは私を捨てる』シリーズ1巻目
☆ジャンル
ライトノベル・ロマンス・ファンタジー
☆出版社
KADOKAWA ・メディアワークス文庫
☆イラスト 狂zip
☆デザイン 前川絵莉子(next door design )
☆恋愛要素、切ない、ファンタジー要素、衝撃的、謎解き要素、もどかしい、引き込まれる、読みやすい、共感する、ハラハラ・ドキドキ、心温まる、応援したくなる、暴力描写あり、胸キュン、不快感、可愛い、頼もしい、不安、クスッと笑える、思いやり、戦い、幸福感、溺愛系、心の傷、美形、忍耐、グイグイ、続きが気になる、何度も読み返したくなる、期待、友情、予想外の展開
☆どんな本?
ある目的のために、死に戻りを経て運命を変えようと奮闘する令嬢アリアーナの切ない愛と成長の物語。
彼女の恋人シリウスとの入り組んだ関係が描かれ、予想外の緊張感のある展開に魅了されること間違いなし。
魔法や竜が登場するファンタジーな世界観や、切なさやもどかしさを感じさせるロマンチックなストーリーが好きな人に特におすすめ!
あらすじ
恋人は姉を選んだ、はずだった――。すれ違う二人の甘く切ない溺愛ロマンス
竜の血を引く王族特有の病に罹った恋人のシリウスを救うため、自らを代償に死に戻ったアリアーナ。しかし、回復した彼が自分の姉に愛を告げる場面を目撃してしまう。
実家の公爵家では蔑まれ、二度目の人生でも恋人を失ったアリアーナは国を出ることに。だが数年後、竜の住む谷で暮らす彼女のもとをある人物が訪れたことで、二人の運命は再び動き始め……。
聡明で一途な青年だったシリウスはなぜアリアーナを裏切ったのか。彼の秘めたる愛が時を超えて明かされていく。Amazon商品ページより引用
主な登場人物の特徴
○アリアーナ・レイルズ(通称 アリア)
・17歳
・第一魔術師団の副団長
・シリウスの恋人
・レイルズ公爵家の令嬢
・職場の呼び出しが多く、魔術団の寮に住んでいる
・ 負けず嫌いな性格
○シリウス・リントヴルム
・20歳
・リントヴルム国の第二王子
・アリアーナの恋人
・第一魔術師団の団長、およびアリアーナの上司
・綺麗な顔立ち、金の髪、水色に近い青の瞳
・王族特有の病に罹る
○ローゼリア・レイルズ(通称 ローゼ)
・18歳
・アリアーナの大好きな姉
・稀代の聖女として尊敬されている
・白魚のような手、美しい顔、銀の髪、大きな紫の目
・癒し魔法を使う
舞台と世界観
竜が存在するファンタジーの世界で、アリアーナという令嬢が主人公の物語。
彼女は、リントヴルム国にあるレイルズ公爵家の娘であり、第一魔術師団の副団長として活躍している。
物語の中心には、アリアーナが心から愛していた恋人シリウスがいるが、彼は王族特有の病にかかってしまう。
アリアーナは彼を救うために奮闘するものの、思いもよらない展開が待ち受けている…
魔法、竜、愛などの要素が織りなす豊かな世界観を楽しむことができるだろう。
ページをめくりたくなる展開
アリアーナという若き令嬢の心を揺さぶるストーリー。
彼女は、竜の血を継ぐ王族が抱える病に苦しむ恋人のシリウスを救うために、命を懸けて過去に戻る決意をする。
恋人を救うためにこんな危険を冒すことは、なかなかできることではない。
アリアーナの奮闘を見ていると、彼女の強さに胸が打たれる。
しかし、彼女がシリウスの元に戻ると、思わぬことが待っていた。
恋人であるシリウスが、自分の大好きな姉であるローゼリアを選ぶ瞬間を目撃してしまう。
この驚くべき展開から物語が始まり、読者はまずその悲痛に心をつかまれる。
そして、どうしてこうなったのかと真相を知りたくなるだろう。
物語の舞台はファンタジーの世界で、魔法や竜などが存在する。
そして、友情や裏切り、愛と成長のテーマが描かれている。
アリアーナの成長過程や新しいキャラクターとの出会いも魅力的。
さらには、アリアーナが仲間たちと共に試練に挑む姿には、勇気や絆の大切さに感動し、ページをめくる手が止まらない。
だが、この物語にはまだ多くの謎が残されている。
シリウスがなぜ姉を選んだのか?その真相を知りたくなるし、アリアーナと竜との関係も興味深い点だ。
心温まるシーンもありながら、緊迫した展開が交えられ、著者の物語の語り口の巧妙さに惹き込まれる。
意味深なセリフや謎を残しながら進む物語に、読者はどんどん夢中になってしまうだろう。
1巻の結末は、さらなる展開への期待を抱かせる余韻を残し、誰もが次巻を楽しみにせざるを得ない締めくくりだ。
アリアーナとシリウスの恋の行方が気にかかり、私は勝手に幸せな結末を期待して物語の続きが待ち遠しい。
この作品には、魅力あふれる要素がたくさん詰まっている。
是非お手に取り、あなたもこの作品の魅力を味わってほしい。
ひとこと
👧予想外の展開が続き、楽しめるストーリーでした!
アリアーナとシリウスの思いを、読んでいる私は知っているため、もどかしさが募るばかりです。
その真実がすべて明らかになった瞬間、何が起こるのかとても楽しみです。
誰のことかは言えませんが、一途な男性が現れると、私はそのキャラクターに夢中になってしまいます。
これでもかというほど愛されることは、やっぱりいいですよね!
アリアーナは魅力的で人気がありますが、少し鈍感なところがあり、それがまた愛おしいです。
自分らしさを大切にする姿勢が魅力的で、多くの人に好かれる理由だと思います。
続編も出ているようなので、早く読みたいです!
竜のことや姉様のことなど、まだまだたくさんの謎が残っているので、早くスッキリしたいですね。
そして勝手ながら、ハッピーエンドを期待しています!
書籍の情報
| 書籍形式 | ページ数 | 発売日 |
| 電子書籍 (Kindle版) | 285ページ | 2025/9/25 |
| 文庫本 | 336ページ | 2025/9/25 |
➃『ショートケーキの苺にはさわらないで』
凪良 ゆう(著)

ショートケーキの苺にはさわらないで (キャラ文庫)
☆ジャンル BL小説(SF要素が含まれている)
☆イラスト 丸山ハシシ
☆出版社 徳間書店・キャラ文庫
☆同性愛者、恋愛要素、切ない、思いやり、衝撃的、引き込まれる、読みやすい、ハラハラ・ドキドキ、心温まる、応援したくなる、暴力描写あり、不快感、可愛い、頼もしい、不安、クスッと笑える、幸福感、溺愛系、心の傷、美形、希望がわく、現実とリンク、涙がこぼれそうになる、悔しい、友情、斬新
☆どんな本?
アンドロイドとの切ない愛情や友情が描かれた心温まるBL小説。
予想を超えた感動的なストーリー展開が、私たち読者を魅了します。
切ない恋愛物語が好きな方や、アンドロイドや近未来の設定に興味がある方に特におすすめ!
あらすじ
人間そっくりの容貌と高度なコミュニケーション能力を
備えた性交用アンドロイド、通称“裏ドール”──
幼い頃に一目ぼれして以来、憧れの裏ドールの主人(マスター)になるのを
夢見ていた大学生の南里。ある日、風俗店に売られてきた
裏ドールを見かねて、全財産をはたいて引き取ることに‼
繊細な感情回路を備えた裏ドールのシンは、お風呂と
ふわふわのタオルと、初めて南里がお祝いに
食べさせてくれた苺のショートケーキが大好き──
ささやかだけど満ち足りた二人暮らしがはじまって…!?
人間の青年と純朴なアンドロイドが時を経て紡ぐ、近未来の御伽噺‼Amazon商品ページより引用
主な登場人物の特徴
○南里輝
・主人公で14歳からの物語
・顔は悪くないが特別男前ではない
・黒ぶちメガネをかけている
・ごく普通の平均的な男子
・ 同性愛者
・大学ではドールサークルに所属
・ドールを愛するオタク
○シン
・裏ドール
・尋常ではない美しさを持つ
・感覚が鋭敏に作られている
・人に命令されたことは犯罪以外は断れない
○阿部ちん
・ 大学のサークル仲間
・話し方が独特
・友達想いである
舞台と世界観
近未来の日本で、アンドロイドが人間に近い存在として普及している世界。
特に、性交用に設計された裏ドールが重要な役割を果たしている。
物語は、大学生の南里と彼が引き取った裏ドール・シンの日常生活を中心に展開し、戦争が彼らの暮らしに影響を与えていく様子も描写されている。
南里はシンとの穏やかな日々を守るため、様々な困難に立ち向かうが…
人間とアンドロイドの関係が深く描かれたこの作品からは、愛や幸せの意味を考えさせられる。
そんな感動的なテーマや切ないラブストーリーを、豊かな描写で体験できる世界観を楽しむことができるだろう。
ページをめくりたくなる展開
この物語は、大学生の南里輝と、彼が引き取った裏ドール・シンとの心温まる日常が描かれているが、同時に彼らの生活を脅かす戦争の影も存在している。
南里はシンとの穏やかな生活を守るために、数々の困難に立ち向かう姿が描かれ、思わずハラハラしながらも応援したくなるだろう。
物語の中で、アンドロイドとの愛情や友情の深さ、そして戦争が人の生活に与える影響について考えさせられた。
南里とシンの間に芽生える小さな幸せは、私たち読者の心を温め、感情を揺さぶってくるだろう。
序盤には少し嫌な気持ちを抱く場面もあったが、次第に穏やかな雰囲気に変わり、安心した気持ちで物語を読み進めることができていた。
しかし、中盤に入ると予想外の展開が待ち受けていて、思わず涙があふれそうになる。
幸せな瞬間と深い悲しみが交錯する中で、物語にどんどん引き込まれていくに違いない。
南里とシンの未来はどうなるのか?最後まで目が離せない展開が続く。
そして、タイトルの意義が物語を読み終えたときにしっかりと理解できるので、読後はタイトルを見ただけで物語の感動がすぐによみがえる。
切ないラブストーリーが好きな人には、特におすすめの作品だ。
凪良ゆうさんの才能が光るこの作品を、ぜひお手に取って読んでみてほしい!
ひとこと
👧アンドロイドを題材にした作品はあまり読んだことがなかったため、新鮮に感じました。
穏やかな内容かと思いきや、予想外のストーリーが展開され、心がついていかず、涙が溢れそうになりました。
これほどまでに感情が揺さぶられる体験ができるのは、凪良ゆうさんならではだと思います。
切ないラブストーリーの描写が本当に素晴らしいと感じました。
凪良さんの才能を改めて実感した一冊です。
書籍の情報
| 書籍形式 | ページ数 | 発売日 |
| 電子書籍 (Kindle版) | 275ページ | 2025/9/30 |
| 文庫本 | 298ページ | 2025/9/26 |
こちらもオススメ!
凪良ゆうさんによる『薔薇色じゃない』です!
愛や成長、人生の選択が交錯する感動的なBL小説です。
登場人物たちの切ない恋愛模様が、わたしたち読者を、最後まで惹きつける魅力的な物語!
⑤『春の星を一緒に』
藤岡陽子(著)

春の星を一緒に
☆ジャンル 長編医療小説
☆『満点のゴール』の続編
☆出版社 小学館
☆写真 岩倉 しおり
☆装幀 鈴木 久美
☆親子の絆、恋愛要素、心温まる、頼もしい、思いやり、希望がわく、引き込まれる、読みやすい、共感する、ためになる、ハラハラ・ドキドキ、応援したくなる、不安、クスッと笑える、心の傷、現実とリンク、尊敬、涙がこぼれそうになる、友情、刺さる名言、医療系
☆どんな本?
シングルマザーの看護師・奈緒と高校生の息子・涼介の成長が描れた感動的な長編医療小説。
親子の絆や愛、そして人々の生き様が心に深く響く作品。
医療現場のリアルな厳しさや温かさに触れたい方、家族を大切に思う全ての方に特におすすめの一冊。
あらすじ
救いと慈愛に満ちあふれた、感涙医療小説
奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。
緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。Amazon商品ページより引用
主な登場人物の特徴
○川岸 奈緒
・ 40歳のシングルマザー
・ 一人息子がいる
・ 33歳から「海生病院」に勤めるナース
・京都の実家で父・耕平と息子・涼介と三人暮らし
・離婚前は夫の寛之と涼介と三人で東京で生活していた
○ 川岸 涼介
・ 17歳の高校二年生
・身長178センチ
・ 中学からバスケを始め、高校でも続けている
・自転車通学で一時間以上かかる
・三上先生と仲が良い
・ 反抗期だが、お母さんの嫌がることはしない
○ 三上高志
・42歳の勤務医
・海生病院と宇野山診療所を兼務
・ 趣味は釣り
・苦労人である
・ とても親切な人
舞台と世界観
舞台は、京都府北部の丹後半島に位置する海生病院と、東京の穂高総合病院の緩和ケア病棟である。
物語は、シングルマザーの看護師、川岸奈緒とその息子、涼介の成長が描かれる。
奈緒は家族を支えながら、医療現場でのリアルな厳しさや温かさを体験していく。
色々な人々との交流を通じて、愛と絆、そして死を迎える患者に寄り添う姿が心に深く刻まれる。
親子の絆や周囲の温もりを感じられ、感動的なストーリーを楽しむことができるだろう。
ページをめくりたくなる展開
シングルマザーの奈緒と高校生の息子・涼介の成長が描れた感動的な長編医療小説。
奈緒は看護師として、毎日患者たちと向き合っている。
物語では、奈緒が家族や周りの人々との絆や愛を深く感じながら生きる姿が描かれている。
年齢を重ねた父・耕平と共に涼介を育てているが、ある出来事が彼女に大きな試練をもたらしてしまう。
これは私自身もいつか経験することなので、読んでいて苦しかった。
その後、奈緒は東京の緩和ケア病棟で勤務し、死を迎える患者と向き合う日々が始まる。
新しい環境に身を置き、初めて経験する緩和ケア病棟での戸惑いをリアルに感じ、仕事の厳しさに直面しながらも成長していく姿には勇気をもらった。
そんな中、涼介は自身の夢に向けて努力を重ね、奈緒は彼を支えるために懸命に奮闘している。
子供のために頑張る奈緒の姿に心を打たれ、応援したくなった。
物語は、奈緒の看護師としての厳しさや温かさ、そして患者との心の交流を通して、医療現場のリアルさを伝えている。
大学受験に本気で挑む涼介の姿も印象的だ。
彼は母にとって希望の象徴であり、母子の絆が強く感じられる場面が多く、心に響く。
特に印象深いのは、奈緒の前に現れる三上先生の存在だ。
彼は人々に寄り添う心優しい人物で、奈緒にとっても大きな力となっている。
どれだけ素晴らしい人か、ぜひ読んでみて確認してほしい。
この物語を通じて、緩和ケアという難しいテーマの中で、人々がどう生き、どう愛し合うかを深く考えさせられる。
涙あり、笑いあり、心温まる瞬間が詰まったこの作品は、親子の絆が描かれた医療小説として、多くの人に共感されることだろう。
この物語に接することで、あなたも人との関係の大切さや人生の意味について考えることになるかもしれない。
ひとこと
👧辛い場面が何度も訪れ、思わず涙がこぼれそうになりました。
しかし、親子の絆や周りの温かさが心に深く響きました。
親と子どもとのやりとりには共感がいっぱいで、涼介くんは本当に素直でいい子です。
印象深い文章がたくさんあり、さまざまな気づきや役立つことをこの作品から多く学び取れたことに感謝しています。
恋愛的な要素もあって、全体的に温かみのある医療小説でした。
※この作品は『満点のゴール』の続編ということで、まだそちらは未読なので、その作品を読んでいたらまた違った感想を抱いたかもしれません。
後で『満点のゴール』も読んでみたいと思います。
書籍の情報
| 書籍形式 | ページ数 | 発売日 |
| 電子書籍 (Kindle版) | 352ページ | 2025/8/27 |
| 単行本 | 360ページ | 2025/8/27 |
こちらもオススメ!
藤岡陽子さんによる『金の角持つ子どもたち』です!
中学受験に挑む少年の奮闘が描かれた感動的な物語。
夢に向かって全力で取り組む姿を通じて、努力の大切さと家族の絆を感じさせてくれる一冊です!
おわりに

今月は、9冊の本を読み、その中で特に面白かった5冊をご紹介しました。
いかがでしたか?
今月の読書で初めて出会った作家さんは2人いらっしゃいました。
1人目は、ひだまりさんです。
彼女の作品『誰にも愛されないので床を磨いていたらそこが聖域化した令嬢の話 (Mノベルスf)』は、Audible (オーディブル) – 本を聴くAmazonのサービス
がきっかけで知りました。
とにかくキャラクターの会話が面白くて、音声で気に入ったので、小説も思わず購入してしまったほど大好きな作品です。
もう1人は、柏みなみさんです。
『そして、あなたは私を捨てる1 死に戻り令嬢は竜の王子の執着を知らない (メディアワークス文庫)』を描かれています。
予想を外す展開があり、刺激的でとても印象に残りました。
面白かったので続編の2巻も必ず読みたいと思っています!
他には、私の大好きな作家さんが3名です。
まずは朝比奈希夜さんによる『捨てられた王妃は、孤高の竜騎士に愛される 青と赤の激闘 (小学館文庫キャラブン!)』です。
この作品も安定の面白さで、彼女が描く男性キャラクターにいつも心を掴まれてしまいます。
ストーリーも楽しめましたし、今後も追いかけていきたい作家さんです。
次に、凪良ゆうさんの『ショートケーキの苺にはさわらないで (キャラ文庫)』です。
凪良さんは私が一番大好きな作家さんで、今回の作品は新装版の第3弾になります。
現実に起こりそうな内容に怖さを感じながらもどっぷりとハマり、切ないストーリーに心を打たれ、あっという間に読み終えてしまいました。
これまでBLはあまり読んでいなかったのですが、凪良さんのおかげで興味を持ち始めました。
今回も素晴らしい作品でした!
そして最後に藤岡陽子さんの『春の星を一緒に』です。
藤岡さんはナースのお仕事の経験から医療系の心温まるお話が多く、リアルな内容が魅力です。
この作品もまさに医療小説で、多くの心に残る文章に感動させられました。
実は前作があり、今作はその7年後のお話だったようです。
前作のタイトルは『満天のゴール (小学館文庫)』とのことで、こちらもぜひ読んでみたいです。
読み終えると『春の星を一緒に』の印象がまた変わるかもしれませんね。
楽しみです!
当ブログでは、できるだけたくさんの作品に触れて、面白いと感じた本だけをご紹介していきます。
私が紹介した作品の中から、次に読みたい一冊が見つかればとても嬉しいです!
あなたの新たな読書への旅がこころ豊かなものとなりますように。

それでは、
またお会いできる日を楽しみにしています!
お付き合いいただき、ありがとうございました。
読書好き主婦「ちみるのひとりごと」 











