クレハ(著)『鬼の花嫁』シリーズの新作など 今月読んだ本の中から面白かった本5冊(シリーズ途中作1冊を含む)をご紹介します!ぜひあなたの選書の参考に!【2026年2月】「読書好き主婦ちみる」

ちみる
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こんにちは。
読書好き主婦ちみるです!

当ブログのコンセプト

当ブログでは、私が読んで面白いと感じた本だけをご紹介しています。

人生で読める本の数には限りがありますよね。

限られた時間の中で、どれだけ心に残る作品と出会えるか。
その探求をお手伝いできれば幸いです。

皆さんが一冊でも多く、心を動かす本に出会えるように、ここでの情報がお役立ちになればと思います!

この記事では、私が今月読んだ本の中から特にオススメの本5冊(シリーズの途中作1冊を含む)をご紹介していきます。


ぜひ一読し、新しい本との出会いをお楽しみください!

今月読んだ本の中から
オススメしたい5冊のご紹介!
(2026年2月)


①『穏やか貴族の休暇のすすめ。』
(著)


穏やか貴族の休暇のすすめ。 (TOブックスラノベ)

☆ジャンル  ライトノベル ・異世界ファンタジー

☆出版社 TOブックス

☆イラスト さんど

☆デザイン TOブックス デザイン室

☆シリーズ本 1巻目!

☆戦い、未知な感覚、つい読み進めてしまう、不思議な魅力、魔法を使う、紳士的、憧れる、友情、続きが気になる、尊敬、ワクワク、スッキリ爽快、中毒性あり、イケメン、読みやすい、クスッと笑える、可愛い、頼もしい、胸キュン、暴力描写あり、キャラクターが魅力的、穏やかな気持ちになれる、心温まる、冒険、ハラハラ・ドキドキ、異世界ファンタジー、引き込まれる

☆どんな本?

異世界に転移した主人公・リゼルが、のんびりとした冒険を楽しむ物語。

リゼルは元の世界で宰相という高位の役職を持っていた青年だが、ある日、異世界に転移してしまう。

だが、「休暇だと思って楽しむ」と明るく構え、個性豊かな仲間たちとの交流を通じて、心温まる経験を重ねていく。

リゼルの穏やかな人柄や周りの人々との絆が描かれ、読者は彼の魅力に引き込まれるだろう。

中にはハラハラドキドキの場面もあり、息を呑むような展開も含まれている。

アニメ化(2026年2月現在)もされていて、声優の斉藤 壮馬さいとう そうまさんが演じるリゼルを楽しむことができる。

心温まるストーリーが展開される作品なので、ほっとしたい時や、異世界ファンタジーが好きな方に特におすすめ!

(あらすじ)

ファンタジーな世界で宰相として活躍していた青年リゼル。彼はある日突然、更に別の異世界へと転移してしまう。だが、持ち前の頭脳と話術を活かして、彼は上級冒険者ジルを相棒にし、自らも冒険者として華麗に転身。元の世界に戻れるかも解らないのに、「休暇だと思って楽しみます」と軽いノリで口ずさみ、異世界生活を存分に満喫していく。

Amazon商品ページより引用


(主な登場人物の特徴)

○リゼル
・主人公
・20代後半と思われる
・異世界から転移してきた
・元の世界では君主を補佐する高位の役職、宰相だった
・マイペースで上品さがある
・話術や交渉に秀でている
・読書が趣味

○ジル
一刀いっとうと呼ばれている
・ガラが悪い

・口調が粗い
・世話を焼く性格
・冒険者でBランク、ソロで活動
・相手の意図を読み取る能力が高い
・細かい部分に気づく
・戦闘能力が高い

○ジャッチ
・道具屋を営む店主
・確実な鑑定ができる
・料理が得意
・世話好きで、親切な性格
・20代前半くらい
・幼い印象を与えるが、背が高い
・栗色の癖毛をひとつに結んでいる
・リゼルを貴族のお忍びだと思っていた

○スタット
・ギルドの受付担当
・淡々とした口調
・表情が動かない
・実はおしゃべり好き

○国王
・リゼルが元の世界で仕えていた国王
・王として生まれたような資質を持っている
・政治的にとても優秀だが時々お茶目な行動をする
・リゼルがフォローすることが多い
・国民から慕われている元ヤン国王


(舞台と世界観)

舞台はファンタジーな世界からファンタジーな異世界へと主人公が転移する。

物語は転移先の「パルテダ」という国で展開される。

主人公リゼルは、元の世界では、王城に勤めていた宰相であり、ここでは貴族としての特権を持たないが、周囲の人々からは貴族のように尊敬される存在となる。

リゼルは、その洗練された話術と上品な立ち振る舞いで、冒険者としても名を馳せていく。

物語は彼が休暇として楽しむ異世界の日常や、個性豊かな仲間たちとの交流が描かれ、彼らの絆が深まる様子が心を温める。

穏やかで明るい雰囲気の中で、緊張感のある冒険も絡むことで、思わず感動してしまう瞬間も多い。

リゼルの魅力に惹かれながら、心温まるストーリーが楽しめるこの作品では、読者は心に響く感情を体験できる。

そして、まったりとした異世界の魅力ある世界観を楽しむことができるだろう。


(この本の魅力)

主人公リゼルの人柄

リゼルは別の世界から転移してきたキャラクターで、元々は宰相さいしょうという役職に就いていた。

しかし、転移先の世界では貴族ではないのだが、周囲の人々には彼は貴族にしか見えない。

彼を見た人たちは、彼が貴族だと思い込み、特別な人として尊敬し、敬意を持って接する様子が描かれている。

この描写によって、転移先の世界での貴族の立場や実際の状況がよくわかってくる。

リゼルは、見た目や立ち振る舞いが上品なだけでなく、頭が良く話し方も優れている。

周りの人を自然に引きつける魅力があり、特に年下の人たちから好かれているようだ。

彼はいつも穏やかな雰囲気を持ち、危機的な状況でも動揺せず、笑顔を保つ余裕がある。

さらに、必要な時には、果敢に適切な行動をする覚悟ももつ。

そのニコニコとした笑顔の裏にあるギャップが、彼をさらに魅力的にしている。

旅の中でリゼルと関わる人たちは、次々と彼の魅力にとらわれる。

その描写はとても面白く、読者もいつの間にかリゼルのことが好きになってしまうだろう。

私もその一人だ。

この作品には、リゼルの不思議な魅力や旅の楽しさ、心が温まるエピソードがたくさん詰まっている。

あなたもきっとリゼルに夢中になるはずだ。


(ひとこと)

👧リゼルの優しく穏やかな雰囲気に触れると、まるで魔法にかけられたように彼の世界に引き込まれてしまいます。

異世界にたった一人で飛ばされながらも、その生活を楽しもうとするリゼルの余裕は素晴らしく、大物感が漂っています。

こんなに豊かな心の持ち主には、誰もが憧れを抱くところだと思います。

リゼルは、異世界で冒険者として、いろいろな依頼をこなしながら、のんびりとした生活をしています。

その中には、ハラハラドキドキするような場面もあり、物語が進むにつれてリゼルの魅力が深まります。

周りの人たちの反応や心情を通して、リゼルに惹かれてしまう感覚は、読んでいる人にも伝わります。

さらに、リゼルに心酔する、個性豊かなキャラクターたちも魅力的です。

リゼルの周りにはカリスマ的な人たちで溢れます。

このように、ずっと読み続けたくなる理由がたくさんある、魅力的な作品です。

また、アニメ化(2026年2月現在)もされていて、声優の斉藤壮馬さんが演じる動くリゼルを楽しむことができます。

きっと、あなたもリゼルに夢中になると思いますよ。(他のキャラも魅力的です!)

書籍の情報

書籍形式ページ数/時間発売日/配信日ナレーター
電子書籍
(Kindle版)
332ページ2018/6/9――
単行本(ソフト)333ページ2018/6/9――
オーディオブック
Amazon Audible版)
9時間 4分2021/4/10斉藤 壮馬
※Amazon Audible会員は定額聴き放題

こちらもオススメ!

 漫画版もあります!

楽天Kobo電子書籍ストア
¥704 (2026/02/24 18:26時点 | 楽天市場調べ)

②『痛いところから見えるもの』
 頭木弘樹(著)


痛いところから見えるもの

☆ジャンル エッセイ

☆出版社 文藝春秋

☆読みやすい、引き込まれる、共感する、ためになる、心打たれる、考えさせられる、衝撃的、深い、何度も読み返したくなる、医療、心理的

☆どんな本?

著者が自身の難病を通して痛みと孤独を深く描いたエッセイ。

彼の言葉からは、痛みの重さやその表現の難しさが伝わってくる。

痛みを説明するだけでなく、文学的な表現を用いて、感情や意味を伝えている。

特に、痛みを抱える人や、その気持ちを理解されにくい人にとって、この本は心の支えになるだろう。

他者の気持ちを理解したいと考える人にもおすすめ!

(概要)

潰瘍性大腸炎から腸閉塞まで――壊れたからこそ見えるものがある。
絶望的な痛みと共に生きてきた著者がゆく〝文学の言葉〟という地平

・水を飲んでも詰まる〝出せない〟腸閉塞のつらさ
・痛みでお粥さえ口に〝入れられない〟せつなさ
・オノマトペ、比喩……痛みを「身体で語る」すすめ
・女性の痛みが社会的に「軽視」されてきた理由
・カントの勘違い、ニーチェの〝苦痛の効用〟…etc.

なぜ痛みは人に伝わりづらいのだろう?
「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」をつなぐ、かつてなかった本

Amazon商品ページより引用


(感想)

👧著者の頭木弘樹かしらぎ ひろきさんが描く痛みや孤独に心が打たれた。

彼自身の難病との闘いを通じて、痛みを言葉で表現することの難しさや、それを分かってもらえない孤独について深く考えさせられた。

特に、痛みが人を孤立させる壁になることを強く感じ、共感した。

私自身の痛みの経験も思い出しながら、著者の言葉から心の癒しを得ることができた。

この本は、多くの人にとって心の支えになるだろう。

痛みに苦しんでいる人や、その気持ちを知りたいと思う人にとって、大切な視点を提供している。

きっとあなたの心にも響くはずだ。

再読したくなる魅力がたくさん詰まった作品

書籍の情報

書籍形式ページ数発売日
電子書籍
(Kindle版)
268ページ2025/9/11
単行本320ページ2025/9/11
楽天ブックス
¥1,870 (2026/02/25 07:15時点 | 楽天市場調べ)

③『火の神さまの掃除人ですが、
いつの間にか花嫁として溺愛されています
 浅木 伊都(著)


火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています (小学館文庫キャラブン!)

☆ジャンル ライトノベル・大正溺愛ファンタジー

☆シリーズ本 1作目!

☆出版社 小学館

☆カバーイラスト SNC

☆カバーデザイン 須貝 美華すがい みか

☆ファンタジー、恋愛、心温まる、美形、いじめ、あやかし、異能を使う、読みやすい、引き込まれる、ハラハラ・ドキドキ、不快感、不安、クスッと笑える、幸福感、心の傷、溺愛、スッキリ爽快、続きが気になる、期待、友情、じれったい、もどかしい、控えめな、引っかかる、予想外の展開

☆どんな本?

大正時代を舞台にした溺愛ファンタジー。

主人公・小夜さよは、巫女の血を引き、虐げられる生活を送っている。

ある日、彼女は売られてしまい、火の神・鬼灯ほうずきと一緒に掃除人かつ契約花嫁として暮らすことになる。

小夜の優しさと強さが、呪われた神の心を少しずつ温めていく様子には、思わず心が動かされるだろう。

ファンタジーや恋愛の要素がたくさん詰まっていて、キャラクターたちの成長や絆が描かれている。

特にファンタジーや恋愛が好きな人、キャラたちの成長や心のつながりを楽しみたい人には、ぜひ読んでほしい作品。

(あらすじ)

追放されて醜い神の溺愛花嫁に!?

物が発する言葉にならない声。小夜は、その声を聞くことができる〈蝶の耳〉という繊細な能力を持っているが、そんなちっぽけな力など、異能を用いて神々を喜ばせ、神々を繋ぎとめる巫の役目を代々果たしてきた石戸家にあっては、何の意味もない。母が亡くなり義母がやってきてからは、小夜は使用人のような扱いを受け、虐げられるようになる。やがて義姉の企みによって石戸家を追放された小夜は、異界に棲む猩々に売り飛ばされてしまう。
猩々の屋敷で裁定を受けていた小夜は、そこで火の神・鬼灯が作った勾玉の声を聞いたことが縁となり、鬼灯の屋敷の掃除を任されることに。
それにしても、小夜には不思議に思うことがあった。醜く恐ろしい神と呼ばれ、呪われた存在として忌み嫌われ、過去六人の花嫁に逃げられたという鬼灯は、「普通の人間であれば、この醜さに目を背けるのに、お前はそうしなかった」と小夜に感謝の言葉を告げる。しかし小夜の目には、鬼灯が強く美しい男神にしか見えないのだ――。
呪われた屋敷に入るための条件として契約花嫁になった掃除人・小夜と、あくまでも花嫁として小夜を扱いたい火の神・鬼灯の、大正溺愛ファンタジー!

Amazon商品ページより引用


(主な登場人物の特徴)

石戸 小夜いしど さよ
・主人公 ・16歳(母を亡くして8年経過)
・巫女の血を受け継いでいる
・美しい黒髪で、大きな黒目
・華奢な顔立ちに、ふっくらとした唇が特徴
・実の母を亡くした後、特に義母と義姉から虐げられている
・「蝶の耳」を持ち、物の声を聞くことができる
・石戸家では使用人のように扱われ、学校にも通っていないが、置いてもらっていることに感謝している

鬼灯ほうずき
・火の神で、高位の存在
・片目を眼帯で隠した背の高い男性
・裕福な身分
・人間で言うと20代後半に見える
・切れ長の美しい片目、薄い唇を持つ美丈夫
・火を操り、神々からの依頼で物を作ったり修理したりして生活している
・呪いで片目とともにかなりの力を失った

石戸 桜いしど さくら
・小夜の義姉

・わがままである
・水を操る能力を持っている
・長いまつげと大きな瞳の可憐な容姿
・小夜をこき使う

鳴海なるみ
猩々しょうじょう
・三千夜の最果てに住んでいる
・人間と神のハイブリッド
・赤い髪を持つ青年で、紅玉のような目をしている
・さまざまなものを仲介する商人


(舞台と世界観)

舞台は大正時代の日本で、幻想的な異界が広がっている。

神々やあやかしが共に暮らすこの場所には、特に猩々が住む「三千夜の最果て」という独特な空間がある。

主人公の小夜は、神々とつながりのある巫女の血を引いているが、家族から虐げられる日々を送っている。

石戸家を追放され、猩々に売られた小夜は火の神・鬼灯と出会うことに。

鬼灯は呪われた存在だが、小夜にとっては、自分のような者が結婚できる相手ではない、高尚で特別な存在だと畏れ多いと感じている。

掃除人かつ契約花嫁として共に暮らし始めるが、二人の関係はどう変わっていくのか、読者は興味を持つだろう。

こうした独創的な設定から、特別な世界観を楽しむことができる。


(この本の魅力2つ)

(魅力)①「不思議な魅力がひかるところ

この物語は、シンデレラストーリーのような要素を持ちながらも、独特のひねりがある。

主人公の小夜は、火の神・鬼灯の掃除人かつ契約花嫁として共に暮らすが、鬼灯は呪いによって醜い顔をしている。

さらに、鬼灯は小夜を一目見て気に入っているが、それはどうしてなのか、気になるところだ。

小夜は、ぱっと見では美しいとは言えない使用人の姿で、十分な食事も与えられないため、痩せている。

しかし、彼女には何か特別な魅力があり、その秘密に鬼灯は気づいているのかもしれない。

そうしたいろいろなことが、読者の期待を高める。

鬼灯との交流が、読者に優しさを感じさせ、ページをめくる手が止まらなくなるだろう。

物語が進むにつれて、小夜の魅力や鬼灯との関係がどのように深まっていくのかが、少しずつ明らかになっていく。

二人のもどかしいやりとりの中にも、心が温かくなる瞬間がたくさんあり、彼らの成長に惹き込まれていくだろう。

感動的なストーリーと個性的なキャラクターたちに、あなたもその魅力を感じてみてほしい。


② 「陰謀に緊張が走る

石戸家に、さくらという後妻の連れ子が、小夜の生活を脅かす劇的な展開が待っている。

桜は、自分が幸せであることを当たり前だと思っていて、小夜が自分よりも楽しそうにしているのを見ると、嫉妬の気持ちが芽生えるのだ。

彼女の意地悪な態度や偉そうな振る舞いが、物語に緊張感を与える。

小夜が石戸家でどのように扱われていたかを知ることで、彼女の苦労や葛藤に共感しやすくなるだろう。

物語の後半では、予想もできない方法で小夜の生活が揺れ動き、ハラハラする展開が一気に読者を引き込む。

さらに、前の章で、小夜が関わったキャラクターたちが登場するので、一瞬「誰だっけ?」と思うかもしれないが、それもこの物語の魅力の一つだ。

この事件はどのように終わるのだろうか?

登場人物たちの活躍や、小夜と鬼灯との関係がどう変わるのか、次の展開がとても楽しみになるだろう。


(ひとこと)

👧あるシーンで、小夜が「折檻せっかんには慣れている」と言った時、私はとてもショックでした。

彼女がその言葉を淡々と言う姿から、どれだけつらい思いをしてきたのかが伝わってきますね。

もし鬼灯の呪いが解けて、本来の力を取り戻したら、もっと素晴らしい神になって小夜を守れるのではないかと、私は期待しています。

そして、その後、義母はどうなったのだろうか・・・
続編で描かれるのだろうか?

有難いことに、続編もあるので、そのへんも確認しながら、これからも小夜と鬼灯の仲良しな日々を応援していきたいなと思っています。

あなたも一緒に、小夜と鬼灯の物語を見守ってみませんか?

書籍の情報

書籍形式ページ数発売日
電子書籍
(Kindle版)
259ページ2022/11/4
文庫本304ページ2022/11/4

➃『処方箋のないクリニック』
仙川 環(著)


処方箋のないクリニック (小学館文庫)

☆ジャンル 連作短編・医療小説

☆出版社 小学館

☆カバーイラスト 茂刈 恵もがり けい

☆カバーデザイン  岡本 歌織おかもと かおり(next door design)

☆シリーズ本 一作目

☆医療、連作短編、ためになる、心温まる、頼もしい、イケメン、現実とリンク、読みやすい、クスッと笑える、謎解き要素、いじめ、怒りがわく

☆どんな本?

人生のトラブルで心の悩みを抱えた人たちが集まる古い洋館の診察室を舞台にした、全六話と解説からなる連作短編の医療小説。

凄腕の内科医、青島倫太郎あおしま りんたろうが独自のアプローチで、患者やその家族の悩みに寄り添い、心のケアを行う姿が描かれている。

特に心温まる物語が好きな人や、医療小説が好きな人におすすめ!

(あらすじ)

先端医療では治せない人生を再建します!

『感染』で第1回小学館文庫小説賞を受賞。医療ミステリーの第一人者仙川環が贈る新境地。
月刊『本の窓』連載中から「我が家の事のよう」と話題を呼んだ作品待望の単行本化。
東京郊外にある古びた洋館。そこには先端科学では治せない患者と家族の「人生」を治療する名医がいる。凄腕、イケメンだけど、ちょっと変わり者の医師青島倫太郎。目が悪くなったのに車の運転をやめない父。怪しげなサプリにはまる母。仕事のストレスで血圧が上がった息子。民間治療に心酔した妻……。そんな患者を持つ家族たちはどうしたらいいのか。マドレーヌと紅茶の香る古い洋館の診察室を訪れた患者と家族は、青島と話をするうちに、隠していた心の内を打ち明けてしまう……。現代の赤ひげ先生が、鮮やかに患者と家族のトラブルを解決するハートウォーミングお医者さん小説。

Amazon商品ページより引用


(主な登場人物の特徴)※作品全体

青島 倫太郎あおしま りんたろう
・青島総合病院の内科医
・膝丈のパンツを着用している
・整った顔立ち
・甘いものが好物
・柔らかな微笑みを絶やさない
・巧みな会話術で相談者へ気づきを促すのが得意

小泉 ミカこいずみ みか
・青島総合病院の看護師
・オレンジ色のナース服を着ている
・嫌なことはきっぱりと主張する性格

青島 柳司あおしま りゅうじ
・青島総合病院の理事長兼院長
・倫太郎の弟
・前職は呼吸器内科の医師
・国内の医科大学を卒業
・アメリカで経営の手法を学び、病院の改革を行った
・妻と娘を持つ


(舞台と世界観)※作品全体

舞台は、東京郊外に位置する古びた洋館の診察室。

先端医療では解決できない人生の悩みを抱える患者やその家族が集まるクリニックとなっている。

そこには、凄腕でイケメンの医師、青島倫太郎がいて、彼の温かな雰囲気に包まれながら相談を受けることができる。

診察室に漂うスイーツの香りは訪れる人々をリラックスさせ、心の奥に隠れていた悩みを自然と打ち明けやすくしている。

このクリニックは患者の心に寄り添い、さまざまな人間関係のトラブルを解決する力を持っていて、読者は、あたたかい人間ドラマを楽しむことができるだろう。


(この本の魅力)※作品全体

現実的な内容を感じさせるストーリーが楽しめる連作短編と解説が一体となったこの本は、6つの物語を通じて、それぞれ悩んでいる人たちの心に寄り添う。

読者は共感を呼び起こされるだろう。

登場する医師・青島 倫太郎は、さまざまな相談を受けるために総合内科を開いている。

診察だけでは話足りない患者さんや、医療に関する相談がある人たちを、自由診療で受け付けている。

青島 倫太郎は、優れた医療の知識を持っているだけでなく、話しやすい雰囲気を自然に作るのが得意だ。

相談をする人の言葉にしっかりと耳を傾けて、心を開かせる力もあるから、誰でも安心して話すことができるだろう。

初めての相談でも緊張することはなく、温かく迎えてくれるので、悩んでいることをそのまま伝えやすいと思う。

この医師や総合内科の存在は、相談者にとって心強いサポートになるはずだと感じる。

彼の変わった服装を見て、初めての人は「この人大丈夫かな?」と思うシーンがある。

クスッと笑ってしまったが、彼らの気持ちもわかる。

そして、青島 倫太郎は、スイーツ好き。

いつも仕事の合間に食べてるイメージ。

相談者にもスイーツを配ることで、いつの間にか相談者さんの警戒心も溶かすのかもしれない。

頼りになる彼が登場すると、たちまち安心して読みすすめることができるだろう。

物語は実際に起こりそうな身近な出来事をテーマにしているため、読者は、物語を通して、その状況に応じた解決策を見つけることができるはず。

登場するキャラの中で、とても頑固な人も、青島 倫太郎の確かな医療知識での説明を聞くうちに、自然と納得していく流れがとても魅力的だ。

さらに、この作品のラストには、幸村 百理男さん(眼科医)による素晴らしい解説が待っている。

読者はその文章力により、作品全体の理解が深まり、感心すること間違いないだろう。

物語は完結しているが、シリーズ作として続編が三巻まで出ていて、また倫太郎先生に会えるのが嬉しい。


(ひとこと)※作品全体

👧実際にこのような話を聴いてくれる場があれば、私自身も利用したいと思うときがあるでしょう。

外来での短い診察時間では、伝えきれない思いが残ってしまうことも多いですし。

誰かに話すことで心が軽くなることは、何物にも代えがたいですよね。

書籍の情報

書籍形式ページ数/時間発売日/配信日
電子書籍
(Kindle版)
253ページ2023/9/6
単行本304ページ2020/12/15
文庫本304ページ2023/9/6

シリーズ本の途中作1冊のご紹介!

お知らせ

メイン記事の紹介本とは別枠で、シリーズの途中の作品をご紹介する理由は、読者によってはネタバレと感じると思ったからです。

できれば最初から順番に楽しんでいただきたいという思いがあり、これまでシリーズの途中の作品については面白かったとしてもご紹介するのを避けていました。

しかし、やはり面白い作品を多くの人に知ってもらいたいという強い思いから、途中作に関しては別枠を設けてサクッとご紹介することに決めました。

これにより、読者の皆さんにとって、さらに楽しめるコンテンツが増えると期待しています。

ちみる
ちみる

今月読んだ本の中で面白かったシリーズの途中作1をご紹介します!

⑤『鬼の花嫁 新婚編 五
~天狗からの求婚~』
シリーズ本 10巻目!
クレハ(著)
サクッとご紹介!


鬼の花嫁 新婚編五~天狗からの求婚~【電子限定SS付き】 (スターツ出版文庫)

(あらすじ)

玲夜そっくりな鬼のあやかしによる襲撃が落ち着き、ひと段落した柚子と玲夜。しかし、息をつく間もなく、今度は天狗のあやかし・烏羽家が鬼龍院家に襲い迫る。過去の因縁から鬼への復讐を企んでいた烏羽家だったが、その事情は大きく変わる。「柚子は俺の花嫁だ」なんと、柚子は烏羽家当主の”花嫁”でもあった――。本気で柚子を求める恋敵に、玲夜の柚子への独占欲と愛はさらに加速し…。「柚子は俺の花嫁だ。なにがあろうとな」天狗と鬼、二人のあやかしが花嫁を奪い合う、天狗編開幕。

Amazon商品ページより引用

(感想)

『鬼の花嫁』シリーズ新婚編の五巻目を読み終えた。

玲夜れいやの少し気弱な様子が気になった。

天狗と鬼の間には、花嫁を巡る過去の争いが影を落とし、その影響が今なお両者の関係を悪化させている。

物語が進むにつれて、天狗の当主が現れることで、ストーリーはますます盛り上がりを見せる。

次にどんな展開が待っているのか、期待が高まっていく。

また、料理学校での友人・芽衣めいとのやり取りも新たな魅力を添えている。

芽衣からの厳しい言葉も飛び交うが、それが大切な教えになることもあると感じた。

柚子は本家への襲撃によって学校をしばらく離れていたが、友人からの卒業に関する不安な意見を聞くことで、柚子自身も少し混乱してしまって…

しかし、友人の思いやる気持ちも理解できる部分があった。

玲夜が柚子のためにお店を開く準備を進めているが、柚子は自分の腕に自信をなくしかけている。

彼女ののんびりとした性格と、友だちのストレートな性格の対比が印象的で、現実にこういうタイプの人たちいるよなぁ、と共感を覚えてしまった。

さらに、前作でも触れられていた柚子の妹・花梨かりん瑶太ようたの接触禁止令の解除の結果も今作で明らかになり、物語は確実に進展している。

登場人物たちの成長や人間関係の変化が描かれていて、読者はその過程を見守る楽しさを感じることができるだろう。

次の展開はどうなるのか?!

待ち遠しい!

ちみる
ちみる

『鬼の花嫁』は実写映画化(2026年3月27日公開予定)とアニメ化(年内)のダブル展開を迎え、「鬼の花嫁旋風」が巻き起こっていますね!

長い間この作品を応援してきた身としてこのニュースは、本当に嬉しいものです。

特に、気になるキャラクターたちがどのように表現されるのか、楽しみでたまりません。

心を弾ませながら、これからの展開をワクワクしながら待っています!

こちらもオススメ!

クレハさんによる他作品『鬼姫 ~運命の契り~』です!

bookfan 1号店 楽天市場店
¥759 (2026/02/27 09:23時点 | 楽天市場調べ)

『鬼の花嫁』シリーズをもっと楽しみたい人にぴったりの作品。


鬼のあやかしには二つの大家がある。
表の世界では鬼龍院きりゅういんが経済を支え、人間との共存を図っている。

一方、裏の世界では、もう一つの鬼の一族、天鬼月あまきづき」が存在する。
彼らは、あやかし界の秩序を守る役割を果たしており、その物語がこの作品で描かれている。


この作品を読めば、設定やキャラクターの背景を知ることができ、物語をより一層楽しむことができるだろう。

シリーズのファンや、鬼の世界観に興味のある人に特にオススメ!


新たな視点で物語を楽しんでみてほしい。

👧私的には、鬼龍院と天鬼月のメインキャラが今後、深く交わる展開を期待している。


おわりに

ちみる
ちみる

今月は、14冊の本を読み、その中で特に面白かった本5冊をご紹介しました。

いかがでしたか?

今月も素晴らしい本との出会いがありました。


初めて読む作家さんの作品が4作あり、どれも個性的で興味深い内容でした。


どんなふうにその本たちと出会ったのか、最後に少しだけお話しさせてください。



まずは、仙川 環せんかわ たまきさんによる「処方線のないクリニック」です。

電子書籍のお試しにて少し読んでみて気になり、図書館で借りてきました。

医療系のお仕事をしていた私には、医療小説は特に魅力的です。

この作品では、病気だけでなく人間関係のトラブルも解決されるシーンが豊富で、実践的な知識を得られる点も魅力的でした。

シリーズ化されているので、次の作品も楽しみです。

次に、浅木伊都あさぎ いとさんによる「火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています」です。

某書店にて展示されるように置かれていて、火の神さまの赤い髪とポップに惹かれ、思わず手に取ってしまいました。

独自の設定が私的には新鮮で、今後の展開が気になる作品の一つです。

3冊目は、頭木弘樹かしらぎ ひろきさんによる「痛いところから見えるもの」です。

毎週チェックしている図書館のホームページの新着資料一覧から、タイトルに惹かれて予約しました。

私自身も様々な痛みを経験していて、この本の内容が心の支えになればと思いました。

期待以上の深掘りがあり、感動的な発見がたくさんありました。

最後に、みさきさんによる「穏やか貴族の休暇のすすめ。」です。

アニメをきっかけに大ファンになり、現在21巻まで発売されているライトノベル(2026年2月時点)を少しずつ集め、楽しんでいるところです。

主人公・リゼルの知性や読書好きな姿勢に共感し、励まされることが多いです。

穏やかに進む冒険も魅力的で、いつまでも読み続けられる心地よさがあります。

いずれの作品も、素晴らしい本ばかりでした。

来月には、どんな素敵な作品と巡り会えるのか、楽しみで仕方ありません!

当ブログでは、できるだけたくさんの作品に触れ、面白いと感じた本だけをご紹介しています。

私がご紹介した作品の中から、次に読みたい一冊が見つかればとても嬉しいです!

あなたの新たな読書への旅が、こころ豊かなものとなりますように。

ちみる
ちみる

それでは、またお会いできる日を楽しみにしています!

お付き合いいただき、ありがとうございました。

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