こんにちは!
読書好き主婦ちみるです。
今回ご紹介する本は早見和真さんの『店長がバカすぎて』です。
2020年本屋大賞ノミネートされた作品で、全6話と特別付録を含むコメディ小説です。
笑いだけでなく、ミステリー要素もあり伏線の回収も楽しめます!
こんな人におすすめ!
①本好きな方
②日常のストレスを笑いに変えたい方
③書店業界に興味がある方
吉祥寺の小さな本屋(武蔵野書店)で働く契約社員の谷原京子(28)が主人公。
彼女は、非常に個性的な山本猛店長(人を苛つかせる天才)との間で、日々葛藤を繰り広げています。
一行目から谷原の愚痴から始まり、早速引き込まれていきます。
あとは笑いの嵐!谷原の日常に笑いながらも共感を覚えることでしょう。
コメディとミステリーが巧みに織り交ぜられ、謎解きの楽しさも味わえる作品です!
では、あらすじと私の感想をご紹介していきます。
ぜひ最後までお楽しみください!
『店長がバカすぎて』
あらすじ
谷原京子、二十八歳。吉祥寺の書店の契約社員。超多忙なのに薄給。お客様からのクレームは日常茶飯事。
早見和真(著)
店長は山本猛という名前ばかり勇ましい「非」敏腕。人を苛立たせる天才だ。ああ、店長がバカすぎる!
毎日「マジで辞めてやる! 」と思いながら、しかし仕事を、本を、小説を愛する京子は──。
全国の読者、書店員から、感動、共感、応援を沢山いただいた、二〇二〇年本屋大賞ノミネート作にして大ヒット作。
巻末にボーナストラック&早見和真×角川春樹のオリジナル対談を収録!
『店長がバカすぎて』
角川春樹事務所
表紙カバーより
『店長がバカすぎて』
感想
内容にやや踏み込んだ感想となります。
良かったらお付き合いいただけるとうれしいです!
笑いました!
コメディとミステリー的な要素が含まれている作品で、
舞台は吉祥寺の小さな本屋さんです。
そこで働く契約社員の谷原京子(28)が主人公です。
谷原は、本屋に勤めることが幼少からの夢であり、しっかり者で後輩たちからも慕われています。
しかし、色んな問題に直面し、葛藤する日々を送っていました。
その原因のひとつが店長の存在でした。
彼は人を苛つかせる天才で、やることなすことズレているのに、本人には自覚がありません。
やる気を出すと、周囲が迷惑を被る始末。
彼に関わる人たちに同情します。
さらに厄介なことに、店長は根本的にいい人で部下思い。
そんな完全に憎めない彼に、谷原は心の中でいつも毒づいているんです!
そこの描写がとても面白いんです!
電車の中で読んではいけません。反射的にふきますから注意です!
さらに、頭をひねる仕掛けもありますし、
伏線が回収される展開もあるので飽きません。
私は予想外の結末にやられました・・・
この作品は本屋を舞台にしています。
本好きの方には、特に魅力的な内容だと思います。
そして、登場人物たちの本への愛情がとても伝わってきます。
私もその気持ちに共感し、改めて自分が本好きなんだなと痛感させられました。
『店長がバカすぎて』
まとめ
・思わず噴き出してしまうコミカルさが楽しい!
・書店員の仕事に対する愛情や誇りに感化され、仕事への情熱を取り戻すきっかけになる。
・ラストでの伏線回収や予想外の結末に振り回され、読み応えを感じた。
『店長がバカすぎて』は、書店員の奮闘と笑いに包まれたストーリーを楽しめる作品です。
笑いとミステリ要素が織り交ぜられ、
わたしたち読者を飽きさせず展開されるストーリーです。
書店業界の裏事情も垣間見ることができますよ!
本好きな方や日常のストレスを笑いに変えたい方におすすめの一冊です。
谷原京子と店長のコミカルなやりとりを楽しんでみてください。
オススメです!
※『店長がバカすぎて』の続編も出ています!
※続編のこちらの記事も合わせてどうぞ!
早見和真さんの
プロフィール
早見和真
早見和真(著)
Hayami Kazumasa
1977年、神奈川県生まれ。2008年『ひゃくはち』でデビュー。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年『ぼくたちの家族』が映画化、15年『イノセント・デイズ』が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞、テレビドラマ化もされ大ベストセラーとなる。20年『ザ・ロイヤルファミリー』で第33回山本周五郎賞及びJRA賞馬事文化賞を受賞。同年、本書で本屋大賞2020にノミネートされ、21年、『あの夏の正解』で「Yahoo!ニュース」本屋大賞2021ノンフィクション本大賞」にノミネートされる。他の著書に『小説王』『かなしきデブ猫ちゃん』などがある。
『店長がバカすぎて』
ハルキ文庫より
ここまで読書好き主婦「ちみるのひとりごと」に
お付き合いいただきありがとうございました。
早見和真(著)『店長がバカすぎて』のご紹介でした。
また素敵な作品を見つけましたらお伝えします。
それではまたお会いしましょう!