あなたの選書の参考に!今月読んだ本の中から面白かった本3冊をご紹介します!【2024年9月】「読書好き主婦ちみる」

ちみる
ちみる

こんにちは。
読書好き主婦ちみるです!

お知らせ

当ブログでは、私が「これは面白い!」と感じた本だけを、読後の感想と共にご紹介しています。(例外あり)
本のジャンルは問いませんが、特に話題作や有益な本、心温まる本を多く取り上げています。

あなたの素敵な一冊との出会いをお手伝いできたら幸いです。

この記事では、私が今月読んだ本の中から、特にオススメの3冊をご紹介していきます。

ぜひ、一読して新しい本との出会いをお楽しみください!

今月読んだ本の中から
オススメしたい本3冊!
(2024年9月)

①『あの夏、夢の終わりで恋をした。』
冬の夜空(著)

created by Rinker
¥1,540 (2024/11/12 23:07:48時点 楽天市場調べ-詳細)

☆恋愛ファンタジー小説
☆切ない、読みやすい、青春、引き込まれる、考えさせられる

恋愛ファンタジー小説。

高校3年生の羽柴透はしばとおるは、妹への心に深い後悔を抱えながら無気力な日々を過ごしていた。

そんなある日、静かなカフェで出会ったピアノ演奏者の日向咲葵ひなたさきに惹き付けられ突然告白することに。

透の心は次第に咲葵との幸せな日々で満たされていくが、彼女には明かされていないある秘密があった…。真実が明らかになるにつれて、二人は切ない運命に直面します。

この作品は、人間関係や人生の選択による後悔をテーマに描かれていた。

透と咲葵の二人の視点から語られるため、それぞれの心の内が細やかに描写され、青春の葛藤や愛の切なさが胸を打つ。

特に、表紙の女の子が泣いている理由が分かった瞬間は、切なさで胸が締め付けられた。

そして、ある設定が、物語に独自の緊張感を与え、先が気になる展開が続く…

ラストは曖昧さもありながらも、読者にハッピーエンドのあかしを感じさせる力があった。

👧読みやすく、青春を感じたい方や、学生さんに特にいいかも。

・スターツ出版㈱
・電子書籍(Kindle版) 222ページ (2020/6/27発売)
・単行本 280ページ(2027/7/28発売)
・文庫本 269ページ (2020/6/25
発売)


②『君が手にするはずだった黄金について』
小川哲(著)


君が手にするはずだった黄金について 無料お試し版

☆連作短編集
☆2024年 本屋大賞第10位!
☆引き込まれる、考えさせられる、深い、中毒性、本屋大賞ノミネート作品、読み返したくなる

才能に焦がれる作家が、自らの承認欲求を痛感しながら歩む物語。

彼の周りには、嘘を重ねて生きる人物たちが存在し、それぞれの心の内が明らかになっていく。
彼らの姿から、主人公は自らの欲望と向き合うことになり、彼らと自分は何が違うのか?という問いが浮かび上がる…

小川哲おがわさとしさんをテレビで拝見したとき、彼の独特で哲学的な思考に強い印象を受けた。
この作品は、彼が大切にするこだわりが随所に感じられた。

深い洞察を通じて、さまざまな視点から物事を考える楽しさを味わうことができた。
特に、「嘘」をテーマにした展開が興味深く、さまざまな心理や人間の複雑さを探る仕掛けには引き込まれた。

この作品は、痛みや滑稽こっけいさを伴った人々の心理をユーモラスに描きつつ、承認欲求や嘘が絡み合う複雑な人間関係を描出している。

著者の独特な視点と鋭い洞察力は、作品にのめり込む力強さを持っている。
単なるエンターテインメントに留まらず、人間理解を深めるための良い教材にもなるかも。


👧個人的に、主人公の高校からの友人、轟木とどろきの人を見抜く鋭い直感力には、尊敬の念を抱いた。


癖になる面白さだ。

・新潮社
・電子書籍(Kindle版) 215ページ (2023/10/18発売)
・ペーパーバック 256ページ(2023/10/18発売)


③『存在のすべてを』
塩田武士(著)


存在のすべてを

☆2024年 本屋大賞第3位!
☆ヒューマン、ミステリ小説

心打たれる、考えさせられる、心温まる、切ない、共感、深い、泣ける、モヤモヤが残る、ハラハラドキドキ、謎解き、芸術の美しさ、幸福感、社会問題、怒り

この物語では、二人の子供が同時に誘拐される事件が中心となり、その背景にはさまざまな複雑な事情が絡んでいる。

予期せぬ出来事が展開し、物語は切迫した状況へと進んでいく…

またこの作品は、家族とは何かという問いを深く掘り下げている。
絆や愛情が描かれ、強い感情を呼び起こす。
特に、あるシーンでは共感を強く感じ、胸が張り裂けそうになり泣いた😢

著者は、最後の1行で、かすかな救いを感じさせつつも、多くの疑問を残し、読者に想像を促すようなスタイルを取っている。

特にある人物の行方が気になり、この不安感が、作品にさらなる深みを与えているように感じた。

写実絵画も重要なポイントで、思考を深めるきっかけを提供してくれる。

ミステリー小説としての緊張感と、家族愛の深さが交錯する、心に響く物語。

👧果たしてりょうは、そのことに気づいているのだろうか…

・朝日新聞出版
・電子書籍(Kindle版) 499ページ (2023/9/7発売)
・単行本 472ページ(2023/9/7発売)

・オーディオブック(Audible版)18時間58分 ナレーター(蒼木 智大) (2024/8/23配信)※Audible会員は定額聴き放題


ちみる
ちみる

以上『今月読んだ本』の中から
オススメ本3冊のご紹介でした!

参考になりましたでしょうか?

私が紹介した本の中から、次に読んでみたいと思う一冊がみつかりましたら、とても嬉しいです!

あなたの新たな読書への旅がこころ豊かなものとなりますように。

ちみる
ちみる

それではまたお会いできる日を楽しみにしています!

お付き合いありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)