こんにちは。
読書好き主婦ちみるです。
今回ご紹介する本は有川浩さんの『旅猫リポート』です。
この作品は、人と動物の絆や、
思いやりの大切さを学ぶことができる感動的なストーリーです。
※福士蒼汰さん主演で映画化もされています!(2018年10月)
動画はこちら(YouTube 松竹チャンネル/SHOCHIKUchさんより)
こんな人におすすめ!
①動物との絆に興味がある人
②心に残るような作品を探している人
③涙を流せるような感動を味わいたい人
『旅猫リポート』という作品は、人と野良猫の視点が入れ替わりながらストーリーが進行します。
人と動物の絆について描かれており、飼い主と猫の関係性に大号泣間違いないでしょう。
主人公の悟くんが、とにかく優しくて本当にいい人なんです。
彼はある日瀕死の野良猫を保護し、5年間家族として共に過ごします。
しかし、悟くんのある事情でナナ(猫)を手放すことに・・・
そこで新しい飼い主を探しに、悟くんとナナ(猫)は旅に出るのです。
その様子をナナ(猫)がリポートしてくれます。
道中、色々な人たちと出会い、悟くんのことが明らかになっていきます・・・
この作品は、感情的な体験や、心のつながりがテーマになっているようです。
それらは幅広い読者に訴えかける内容だと思います。
動物に興味のある方、心に残る作品を探している方、大号泣したい方にもぴったりの作品ですよ!
では、あらすじと感想をご紹介していきます。
ぜひ最後までお楽しみください!
『旅猫リポート』
あらすじ
野良猫のナナは、瀕死の自分を助けてくれたサトルと暮らし始めた。それから五年が経ち、ある事情からサトルはナナを離すことに。『僕の猫をもらってくれませんか?』一人と一匹は銀色のワゴンで“最後の旅”に出る。懐かしい人々や美しい風景に出会ううちに明かされる、サトルの秘密とは。
有川浩(著)
永遠の絆を描くロードノベル。
『旅猫リポート』
講談社文庫より
『旅猫リポート』感想
主人公の悟くんは、瀕死の野良猫を拾って介抱し、5年間大切に家族のように過ごしてきました。
しかし、ある事情からナナ(猫)を手放さなければならなくなります。
それは何故なのか?
こんなに思いやりに溢れている人が、手放すという決断を下したぐらいだから、よっぽどの事情があるのね、と心を痛めながら読み進めました。
お別れの瞬間がこれからあるのかなと思うと、先を知るのが辛かったです。
悟くんは、どんな思いで旅をしていたんだろうか。ナナの新しい飼い主を探す旅は、思い出作りと共に、お別れを意味しているはずで・・・。
重たいテーマを扱っていますが、ナナの勝ち気な性格と旅中のリポートが面白く、暗い気持ちが緩和されるように感じました。
猫の気持ちや物ごとに対する考え方は、私の実家の猫にも思い当たる節があり、納得したり、心が温まったりしました。
次に会った時、この作品を思い出しながら実家の猫を観察してみたいと思います!
ナナの最後のリポートのセリフは深く、希望を感じることができました。
私自身もそのことについては、永遠にわからない領域なので、ナナの考え方には、心が軽くなり救われた思いです。
それを糧に生きれば明るい未来が広がりそうです。
この作品は、人と動物の絆の美しさや動物を飼うことへの責任、そして生きる希望を与えてくれる素晴らしい一冊でした。
私たちが大切にすべきものや、幸せのあり方について考えるきっかけを与えてくれるはずです。
私自身、この作品に出会えたことをとても幸運に思います。
涙を流しながら感じた感動は、長く私の心に残り続けるでしょう。
『旅猫リポート』まとめ
この本で得られたこと
①人と動物との絆の存在
②責任を持つことの大切さ
③希望と生きる意味
人と動物の絆や、思いやりが描かれた感動的な作品でした。
その切なさと温かさに胸が締め付けられ、声をあげて大号泣しました。
この作品からは大切なことを教えてもらいました。
最後は穏やかな気持ちで本を閉じることができ、本当に素晴らしい経験をしました。
多くの人の心に残る作品となることでしょう。
ぜひともおすすめしたい一冊です!
有川浩さんのプロフィール
│著者│有川 浩 高知県生まれ。2004年、『塩の街』でデビュー。「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『県庁おもてなし課』『三匹のおっさん』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『キャロリング』『アンマーとぼくら』など著者多数。映像化された作品も多い一方、演劇ユニット〈スカイロケット〉を結成、『旅猫リポート』(本書)『ヒア・カムズ・ザ・ザン』の舞台化を自ら手がけるなど、演劇界へも挑戦の幅を広げている。「コロボックル物語」の作者・佐藤さとる氏からバトンを受け取り、’14年『コロボックル絵物語』、’15年「コロボックル物語」の長編『だれもが知ってる小さな国』を刊行。’16年には初エッセイ集「倒れるときは前のめり」を上梓する。
有川 浩(著)
『旅猫リポート』
講談社文庫より
・さらに詳しく知りたい方はWikipediaをチェック!
有川浩さんの代表作
有川浩さんはライトノベル出身です。
主に恋愛や自衛隊を中心とし、心躍らせるストーリーが多いのが特徴です。
ここでは各作品のあらすじや商品のリンクを提供していきます。
有川浩(著)『阪急電車』
隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった…。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。
有川 浩(著)
『阪急電車』
幻冬舎文庫
Amazon商品ページより
Amazonプライムビデオチャンネル視聴可能(レンタル、購入)
主演 中谷美紀
有川浩(著)『塩の街』
「世界とか、救ってみたいと思わない?」。塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。崩壊寸前の東京で暮らす男と少女に、そそのかすように囁く男が運命をもたらす。全ての本読みを熱狂させるロマンチックエンタテインメント!
有川 浩(著)
『塩の街』
角川書店
(角川グループパブリッシング)
Amazon商品ページより
有川浩(著)
『図書館戦争』
2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。
有川 浩(著)
『図書館戦争シリーズ(1)』
KADOKAWA/角川書店
Amazon商品ページより
主演 岡田准一
有川浩(著)
『空飛ぶ広報室』
不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い……。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。
有川 浩(著)
『空飛ぶ広報室』
幻冬舎文庫
Amazon商品ページより
有川浩(著)『植物図鑑』
お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。噛みません。躾のできた良い子です――。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所を「狩り」する、風変わりな同棲生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。
有川 浩(著)
『植物図鑑』
幻冬舎Amazon
商品ページより
ここまで読書好き主婦「ちみるのひとりごと」に
お付き合いいただきありがとうございました。
また素敵な作品を見つけましたらお伝えしますね。
それではまたお会いしましょう!
Yumcute 本棚 回転式 天然木 4段 大容量 スリム A4が入る高さ コミックラック 絵本棚 漫画 収納 ブックシェルフ CD/DVDラック 天板に物が置ける(4段)